訓練生インタビューvol.9 ~2021年度2次隊 小田侑佳さん~【みんなで授業を創る】

【写真】小田 侑佳 さん隊次:2021年度2次隊 派遣予定国:ウガンダ共和国 職種:小学校教育
小田 侑佳 さん

JICA海外協力隊に参加した経緯を教えてください。

私は幼い時から、「人がしないことをしてみたい」、「多種多様な人の価値観や考え方を知りたい」という気持ちが強かったです。大学卒業時には「知らない世界に長期滞在し様々なことに挑戦してみたい」、「人生の中で一度はアフリカに行ってみたい」、「地元で学校の先生をする前に、大学で取得した小学校・中学校・高等学校の教員免許が活かせる英語×理科の仕事をしてみたい」という3つの欲求が出てきました。それらの欲求をすべて満たしてくれるのが青年海外協力隊だと思い参加を決意しました。

大学院連携での参加を決めた理由を教えてください。

20代のうちにできるだけ早く協力隊に参加したいと考えていました。一方で、協力隊という職に対して「技術を伝える」というイメージがあり、日本の現場での経験がないとできない仕事だと思っていたので、20代後半に参加することになるだろうと思っていました。そんな中、縁あって大学院連携制度に出会いました。この制度で参加すると、大学院で専門的な国際教育開発について学びつつ、そこで学んだことを現地で実践することができるので、より効果的に地域に貢献できると考え選択しました。

コロナ禍での訓練延期で不安だったことは何ですか。

広島大学の大学院に所属しながら大学院連携での参加ということでタイムリミットは2年間。当初は入学して半年間勉強した後に、すぐ青年海外協力隊員として派遣される予定でしたが延期され、「いつまで延びるんだろう」、「在学中に行けるんだろうか」とすごく不安でした。

駒ヶ根訓練所での訓練生活はどうですか。

【画像】色々な「初めて」に出会えるので、楽しいです。それこそ私はずっと教育の道を進んできたのですが、他の方は様々な道を辿ってここに来られています。同期の訓練生だけでなくJICAの職員さんたちも多様な経験を積まれており、毎日違う人と1対1で対話することで、多くの方の人生経験を知ることができています。キャリアだけではなく、様々な趣味を持った方がいて、毎日違う世界に連れて行ってもらっているという感覚がありすごく楽しいです。訓練所内で様々な世界に旅できるんです!すごいですよね。あと、駒ヶ根訓練所の食堂や駒ヶ根市内のご飯がとてもおいしいので幸せです(笑)。

任国での活動と帰国後のキャリアプランを教えてください。

任地では、小学校で高学年の算数・体育の授業を担当する予定です。算数の解き方をただ単に教えるのではなく、子供自身で解き方を考えられるような授業を構成したいです。その他にも私自身小学生の時から伝統空手を習っていたので、体育の授業や現地での文化交流で取り入れてみようと思っています。帰国後は、大学院卒業後、地元で小学校の先生をしようと考えています。加えて、地元では外国人の方が年々増えているように感じるので、地元の日本人と外国の方がコミュニケーションできる場所を整えることができたらと思っています。