訓練生インタビューvol.14 ~2021年度2次隊 奥山碧さん~【経験を活かして、開発途上国の 子どもたちと関わりたい】

【写真】奥山 碧 さん隊次:2021年度2次隊 派遣予定国:マレーシア 職種:青少年活動
奥山 碧 さん

JICA海外協力隊に参加した経緯を教えてください。

大学3年生の時に、大学のプログラムに参加しました。そのプログラムは、インドネシアの山村で子供たちやコミュニティを援助するものでした。ペンキ塗りや古い家の建て替えをしたり、ゴミ問題に対処するためにワークショップなどを開催したりと色々な事をしました。その経験が自分の人生の価値観を大きく動かしました。それからは、心の中で開発途上国の子供たちと関わりたいなという気持ちがずっと強くありました。入社して、会社の中にJICA海外協力隊のプログラム(民間連携)があることを知り、会社で築き上げた経験を活かし、発展途上国の子供たちと関わりたいと思いました。この事業に参加するために、地域の子供たちと一緒に農作業をするボランティアなどの活動を行い、実際の活動へのイメージを養っていました。

コロナ禍で派遣延期、不安だったことは何ですか。

ライフプランやキャリアプランが組みにくくなったところが一番苦しかったです。年齢の節目もあってどうしようかと悩んだところではありました。あとは、応募から参加までに時間が経ってしまい、私自身の状況、環境も異なる中で、どのように自分をモチベートしていけばいいのかが一番難しかったです。

それをどう乗り越えましたか?

オンラインで訓練を待機している方とつながり、同じ境遇で不安を抱えている人と話すことで、ストレスや不安が解消されました。共感できる人がいるということが自分の中ではすごく大きな力になりました。

駒ヶ根訓練所での訓練生活はどうですか。

【画像】1つ目に思い浮かんだのは駒ヶ根の土地が素晴らしいことで、大好きになりました。多分、候補生の中で一番駒ヶ根を楽しんでいるな!と思います。自然が本当に豊かで、居室から見える景色は緑がいっぱいで、一歩出たら大自然が溢れる場所がすごく素晴らしいです。あとは、候補生の皆さんが本当に多種多様で自分が今まで出会ったことのない人たちがたくさんいて、それがやっぱり面白いですね。特に、朝の集会の時にみんなの前で話してくださるスピーカーの方がいて、みんなが元気になれる小話をしてくることが毎日すごく面白くて、朝の集会は私にとってこれから始まる語学勉強を頑張るパワーの源になっています!

任国での活動、そして帰国後のキャリアプラン を教えてください。

要請内容としては、学校の放課後に子供が集まる学童施設を5・6カ所巡回する予定です。その中で、さまざまなアクティビティーを取り入れながら子供たちと関係を育んでいきたいと思っています。環境教育なども行なっていきたいと思っていますが、食品会社からの民間連携で参加しているので、子供たちの食育分野に着目して取り組みをしようと考えています。帰国後は、子供たちへの食育の経験を生かして、会社として地域の小学生向けに食育を行いたいです。また、児童向けにお菓子を使ったプログラミングソフトを開発したりしているので、外部に向けた広報にも携わりたいなと思っています。