訓練生インタビューvol.17 ~2021年度3次隊 原千津香さん~【今までのキャリアとこれからの自分】

【写真】原 千津香さん隊次:2021年度3次隊 派遣予定国:ガーナ 職種:PCインストラクター
原 千津香さん

JICA海外協力隊に参加した経緯を教えてください。

幼少の頃から海外旅行の番組などをよく見ていて、海外に対して強い興味がありました。大学でも、国際文化学部に入り、スタディツアーでの経験や、交換留学先で実際に海外の文化に触れ、現地の人々が家族や生活を大切にしている姿を肌で感じてきました。その後、IT企業に就職し、やりがいのある職場でしたが、このまま続けるか考える機会があり、本当に自分がやりたいこと、求められていること、自分がやれることを考えたとき、ネットワークエンジニアとして働き、身につけたスキルを生かして国際協力の仕事に関わりたいと思って応募しました。

応募時に不安だったことは何ですか。

自分の今までのキャリアを捨ててまで応募するかどうか迷いました。そのほかにも悩みはありましたが募集説明会などで丁寧に説明してもらうことで不安は軽減され、キャリアを捨てるというよりも、キャリアアップのためにチャレンジしたいという気持ちになり、応募してみようと思うようになりました。

コロナ禍での派遣延期、不安だったことは何ですか。

新型コロナウイルスの影響で派遣時期が確定しないことは、常に心配でした。また、前職を退職していたので熊本県八代市での特別派遣前訓練に参加しました。内容は、職種と関係のあるものだけではなく、水害にあった道の駅の防腐剤の塗布や、農業法人のHP更新など様々でした。いろいろな困難もありましたが地域の人やコーディネーターと協力することで、前に進むことができました。一人で派遣を待つことがなかったので心強かったです。

駒ヶ根訓練所での訓練生活はどうですか。

語学講師のサポートを受けながら集中して勉強ができる環境にあると思います。その他にも、同期隊員と共同生活をすることでいろいろな人の話を聞くことができ、多くの価値観に触れることができるのが訓練所のいいところです。

任国での活動、帰国後のキャリアプランを教えてください。

【画像】現地の女子高等学校で生徒にPCの基礎操作やMicrosoftの使い方などを教えたり、コンピューター管理、アドバイス等を行います。また、現地の生徒たちは日本文化にとても興味があると聞いているので、積極的に日本文化を紹介していこうと思います。派遣後のキャリアプランは、国際協力に関わる仕事をしたいと思っていますが、どの分野で働くかはまだはっきりと決めていません。任地で活動しながら大学院進学も視野に入れ、自分の専門性を考えようと思っています。