訓練生日記【派遣に向けて】vol.2~2022年度1次隊 川合孝弥さん~

【写真】川合 孝弥さん隊次:2022年度1次隊 派遣予定国:キルギス 職種:青少年活動
川合 孝弥さん

~駒ヶ根訓練所での1日の流れ~

訓練所の教室

4月12日から4月26日まで駒ヶ根市内のホテルでリモート型訓練を終えて、駒ヶ根訓練所に入所しました。入所してから早いもので1ヶ月が経とうとしています。

今回は駒ヶ根訓練所の生活についてお伝えしたいと思います。訓練所の生活は朝の集いから始まります。朝の集いでは訓練生が派遣される国の国旗について説明し、国旗掲揚をします。国旗からその国の歴史や文化が知ることができて面白いです。

朝の集いが終わると午前中に3時間の語学授業があり、お昼を挟んで午後に2時間の語学授業があります。語学授業が終わると「異文化適応概論」、「感染症」、「海外における安全対策」、「任国での健康管理」等の講義があります。「海外における安全対策」では、テロに遭遇した想定でほふく前進の訓練がありました。また、派遣される地域等によって違いはありますが、私が派遣されるキルギスは、訓練期間中にA型肝炎、B型肝炎、狂犬病、破傷風の予防接種を計8回も打たなければなりません。(任国によっては8回以上打つ国もあります)人生で初めて1日2回も予防接種をしました。これらの経験はJICA海外協力隊ならではの経験かも知れません。

〜語学授業〜

私が授業を受けている語学教室です!

キルギスでは、ロシア語とキルギス語が話されています。首都のビシュケクではロシア語が話されていて、地方ではキルギス語が話されているようです。(旧ソ連の首都ではロシア語が話されているようです)。旧ソ連時代はロシア語での学校の授業をする学校が多かったようですが、旧ソ連崩壊後はキルギス語の学校も多くなってきているようです。

キルギスには私を含め3名が、同じ職種要請で派遣される予定ですが、他の2人はキルギス語の学校に配属されるためキルギス語、私はロシア語の学校に配属されるためロシア語を勉強しています。
そんなわけで授業はマンツーマン!。先生から厳しくも温かいご指導をいただいております。先生曰く、先生が学生だった頃(現在も?)の学校の教室には”учиться, учиться, и ешё раз учиться.”(「勉強、勉強、そして勉強」)というレーニンの言葉が掲げてあるそうです。
なるほど、当時の授業が再現されているわけですね?!

〜深夜の来訪者〜

写真の中に皆さんもよくご存知の動物が!

先日、夜遅くまで居室で語学の勉強をしていた時、何やら外でガサガサと音が聞こえるではありませんか!。恐る恐る窓を開けたところ、小動物が勢いよく逃げていきました。訓練所は自然に囲まれているので、さまざまな小動物に出会うことができます。ちなみに、この写真にも普段よく見かける動物がいます。見つかりますか?答えは次の日記でお知らせします!