農業機械・設備近代化事業:日本製トラクター到着式典の開催

2022年8月3日

2022年7月29日、モルドバ共和国の首都キシナウにて、円借款案件である「農業機械・設備近代化事業」の第1バッチとして調達された日本製トラクター48台の到着記念式典および農業事業体への引き渡し式が開催されました。本事業は、モルドバ全土を対象として、中小規模の農業事業体向けに近代的な農業機械・設備を供与することで、農業生産性の向上を図り、農業セクターの発展に寄与することを目標としています。

本事業の実施機関であるADMAが主催した同式典には、モルドバ共和国Natalia Gavrilita首相、Vladimir Bolea農業食品産業大臣、片山芳宏大使、ADMA職員、農業関係者を含む約50名が出席しました。

冒頭、Gavrilita首相から「JICAの支援によりモルドバの農家が近代的な農業機械を使用できる事になり大変ありがたい。干ばつやウクライナ危機の影響を受け厳しい状況ではあるが、政府として農業セクターへの支援に引き続き取り組みたい」と挨拶がありました。続いてBolea農業食品産業省大臣から「MAME事業は農業セクターのクレジットラインの中で最も低利な金融サービスとなっており、農業の機械化・近代化に大いに貢献している。引き続き協力を継続いただきたい」との期待が述べられました。

これを受け片山大使からは「日本・モルドバの外交関係樹立30周年を迎えた本年に、MAME事業により調達された日本製トラクターがキシナウに到着したことは大変喜ばしい。日本製の高品質なトラクターが農家の生産性および収穫量を向上させ、モルドバ経済の発展に貢献することを期待している」とのお言葉がありました。また、JICA杉本首席駐在員は、MAMEをとおした更なるモルドバ農業セクターの近代化推進への期待を表明すると同時に、実施機関であるADMAの努力・協力に改めて謝意を伝えました。

今回は72台のトラクターが調達されており、今回到着した48台に加え、更に24台が8月中にモルドバに到着予定です。

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