ひろばニュース

<JICA海外協力隊経験者向け>伝え方講座「国際協力体験談×SDGs」を開催しました!

2021年10月22日

国際協力出前講座の講師が集まりました!

展示の前でSDGsについて説明

SDGs(持続可能な開発目標)は、学校や企業、自治体でもますます注目されるようになりました。JICAには、開発途上国で国際協力に携わってきたJICA海外協力隊経験者などが学校や地域で開発途上国での異文化体験、活動、国際協力についてお話しする人気のプログラム「国際協力出前講座」があります。10月17日にJICA海外協力隊経験者向けに、SDGsとは何か理解を深めながら、SDGsを取り入れた国際協力体験談作りのための講座を開催しました!

初めに、SDGsについて理解を深めるために、なごや地球ひろばの体験ゾーンでその概要についてお話しました。

SDGsと関連付けたJICA海外協力隊の体験談を聞こう!

デモンストレーションの様子

参加者はSDGsについて学んだあと、SDGsと関連付けた2つのパターンのJICA海外協力隊体験談を聞きました。一つは現地での活動や生活とSDGsを結びつけた体験談、もう一つは派遣先での活動内容の背景と実際の活動がSDGsのゴールにどのような関係があるかを解説した体験談でした。
参加者の皆さんは、この2つの体験談を楽しみながら聞きつつも、自分の経験をどのようにSDGsと関連付けるか考えているようで、たくさんの方々がメモを取っていました。

自分の体験談を考える!

熱心に講師の話をメモする参加者

それぞれの体験談を聞いていただいた後、参加者の皆さんには、自分の体験を振り返り、実際に活動を行った背景やその結果の因果関係を考えていただく時間としました。過去の体験を思い出しながら活動とSDGsのつながりを真剣な表情で表などに書き込んでいました。
そして、活動とSDGsの関連について参加者同士がアイディアを共有しました。積極的に他の参加者の表をのぞき込んだり、お互いに質問をしたりなど、ご自身の体験談をよりグレードアップしていこうという姿がとても印象的でした。

国際協力出前講座をご活用ください!

SDGsに関する資料を展示

JICA海外協力隊経験者は、帰国後もその国際協力の経験を市民の皆さんにお伝えしています。今回は、今注目をあびているSDGsの観点から、SDGsを「知る」、SDGs×国際協力体験談デモンストレーションを「聞く」、自分の活動経験とSDGsの関わりを「考える」という3つのポイントを含んだ体験談作りの講座を開催しました。参加したJICA海外協力隊経験者からは、「体験談とSDGsを上手に組み合わせて講演するためのヒントをもらいました。」「自分の活動と SDGs の関わりを紙に書き出すワークでは、これまでの自分の考えを整理することができました。」「来年2月に予定しているイベントで話す内容に使えそうです。」などの声がありました。

JICAでは、JICA海外協力隊など国際協力の経験者を講師としてご紹介する国際協力出前講座を実施しています。総合的な学習の時間・各教科や特別活動での国際理解教育、教員やPTA、自治体などの研修で、ぜひご活用ください。

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