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SDGs Goal 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに

2021.06.30

SDGs Goal 7 は『全ての人々に安価で信頼でき持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する』ことです。この目標の達成のために、例えば次の指標が設定されています。

  • - 安価で信頼性が高く、最新のエネルギーサービスへの普遍的なアクセスを確保する
  • - エネルギー・ミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に増加させる

SDGs Goal 7 エングリーン (Engreen)のビジネスケース

エングリーンは、太陽光発電所、風力・太陽光ハイブリッド・ソリューション・プラント、関連サービスなどの太陽エネルギー技術を通じてSDGs Goal 7に貢献しています。同社はバングラデシュの主要なESCO(エネルギーサービス会社)の一つであり、『グリーンの活性化』という目標を達成するために、『自然の力を育む』をモットーにバングラデシュがグリーンになるための取り組みを進めています。

エングリーンは、モバイル基地局向けにグリーン電力ソリューションを立ち上げるという目標に向かい事業に取り組んでいます。ESCOの多くが失敗しているにも関わらず、電力購入契約(PPA)を通じてモバイルネットワーク・オペレーター(MNO)のGF/GFRT/RT オフグリッド・サイトに費用対効果の高い再生可能エネルギーの技術を導入することにより、オフグリッドの実現に成功しています。

サリシャバリ・パワー・ステーション

エングリーンのビジネスモデル

GF=高さ45フィートのタワー, GFRT=高さ60F-トのタワー, RT=高さ180フィートのタワー エングリーンの主な事業は太陽光発電所の設置ですが、他にも幅広いサービス提供しています。

  1.  屋上太陽光ソリューション
  2.  太陽光ホームシステム
  3.  太陽光ポンプ
  4.  太陽光街灯
  5.  風力‐太陽光ハイブリッド・ソリューション

エングリーン ジャマルプール

また、競争入札を通じたメガ・プロジェクトにも取り組んでいます。量より質に重点を置き、プラントやその他のサービスにハイエンドのTier-1ソーラーパネルを使用しています。更に、負荷ごとにカスタマイズされた100%の電力可用性を備えたソーラー・ディーゼル発電機(DG)ハイブリッド・システムを提供することにより、MNO(モバイル・ネットワーク・オペレーター)がオフグリッド・エリアでの事業拡大を容易にしています。このビジネスでは、再生可能エネルギー電力システムを所有、設置、運用、メンテナンスし、合意された時間当たりのキロワット料金で電力をMNOに販売しています。このサービスでは、リアルタイムで各種のデータをモニタリングしています。


MNO プロジェクト

以上

※本記事は、掲載企業の一切について保証するものではありません。ご了承ください。