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2021.06.30
SDGs Goal 11の目的は『包摂的で、安全、強靭かつ持続可能な都市と人間居住を実現する』ことです。急速に成長する都市をより持続可能なものにするためには、基本的な設備への容易なアクセスを保証し、スラム居住地の改善などが必要です。また便利な公共交通機関、緑豊かな公共の場所の保全、都市計画と管理も含まれています。
SDGs Goal 11『ザントリック(Zantrik)』のビジネスケース
ザントリックはハイテクベースの自動車アフター・サービス市場の確立に取り組んでいるスタートアップ企業です。組織化されていない自動車市場を調達から販売、メンテナンスに至るまでのサービスを定着させることを目的としています。住み続けられる都市とコミュニティを確保するためには、居住者が都市内で安全に移動できることが重要です。ザントリックは車両追跡サービスによってSDGsに貢献しています。同社のスマート・ドライバー機能は、ドライバーが眠気をもよおしている場合や速度が速すぎる場合に、警告を発することで、安全性の確保に役立っています。
ザントリック・ビジネス・モデル
デジタル・ガレージ: 同社では5つのガレージに最新のメンテナンス機器を装備、最新の訓練を受けた整備士を配置しています。ガレージはデジタル化され、顧客がメンテナンス・サービスを受けたいときは、アプリを通じサービスを受けられます。サービスを選択すると、見積もりが提示され、仕様が記載されたジョブ・カードが作成されます。このジョブ・カードは保証書としても機能します。これがザントリックの主な収入源のサービスとなっています。ザントリックは今後5年間で1,800のガレージをデジタル化する予定です。
図3:ザントリック・ジョブ・カード
車両追跡:このサービスは、アプリを介して、車両の場所、時速、燃料レベルなどを追跡することができます。このアプリは、速度が速すぎる場合やドライバーが眠っている場合にドライバーに警告することもでき、また、車の所有者にも、通知が送信されます。
図4:ザントリック・フリート管理アプリ
オンライン・マーケット:ザントリックは新車・中古車のオンライン販売市場を立ち上げようとしているところです。会社が車の状態を物理的に検査することで、安全で安心なサービスを提供しようとするものです。
デジタル・ドライバー:これも準備中のサービスです。このサービスでは、時間単位でドライバーのレンタルサービスを提供するものです。
図5:ザントリック・デジタル・ドライバー・アプリ
レンタカー: 近い将来、レンタカー・サービスも導入する予定です。車をレンタルさせるユーザーは事前に検査を受けることで、質の高いサービスを保証します。
以上
※本記事は、掲載企業の一切について保証するものではありません。ご了承ください。
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