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- SDGs Goal 17: パートナーシップで目標を達成しよう
2021.06.30
持続可能な開発目標17(SDGs Goal 17)は「持続可能な開発のためのグローバルなパートナーシップを再活性すること」を目的としています。
持続可能な開発アジェンダを成功させるためには、政府、民間部門、市民社会の間でパートナーシップが必要です。人と地球を中心に据え、原則や価値、共有されたビジョンと目標、 共有されたゴールに築かれた包摂的なパートナーシップは、グローバル、地域、国内そして地方の各レベルにおいて必要とされています。
SDGs Goal 17『データバード』のビジネスケース
データバード(DataBird)は、バングラデシュで最大かつ最も成功しているインターネット企業の一つであり、オンライン旅行代理店からキーボードアプリ、電子書籍リーダー、 生活に根差したモバイル・アプリに至るまでのプロダクトを提供しています。この会社には『シェアトリップ(ShareTrip)』と『リッドミック(Ridmik)』の主要な二つのサブ・ブランドがあります。 同社は、二つのグローバル企業から資金を調達し、
バングラデシュのSDGs Goal 17に貢献する良いビジネス事例となる全国レベルの革新的な技術系スタートアップに支援を提供しています。国境を越えた関係を築き、地元の新興企業を支援することで国際的な投資家から資金を得ています。 この取り組みは、グローバルなパートナーシップの活性化を目指すSDGs Goal 17に合致しています。
シェアトリップのビジネスモデル::『シェアトリップ』はオンライン旅行代理店であり、バングラデシュでその分野で成功したスタートアップの一つです。コロナ禍以前はシェアトリップの主な顧客は海外に行く人々でした。 コロナにより観光業は脅威にさらされました。
そのため、同社はコロナ禍で発生した損失から回復するため、国内の観光産業に対応することをターゲットとしました。航空券の販売に加え、国内観光の振興を目的とした商品企画を開始し、旅行パッケージを顧客に販売しています。
法人向けのサービスも提供しています。法人向けツアープランの計画、チケットの予約、その他の旅行関連サービスを魅力的な料金で提供しています。バングラデシュには1,000に近い旅行代理店が存在しています。 『シェアトリップ』のプラットフォームを通じて、他の旅行代理店がサービスを販売できるようなサービスの導入も始めました。
図 2:シェアトリップのアプリ・インターフェイス
また、すべてのユーザーに全方向の旅行の提案をもたらすことを目的に、全国的なホテル予約エコシステムの構築を開始しています。他の旅行代理店とは異なり、大規模な4つ星ホテルと5つ星ホテルに加え、 小規模なブティック・ホテルもターゲットにし、既に国内の1,000以上のホテルと契約し、その数は更に増加する見込みです。
図 3:データバード・チーム
発券や旅行ソリューションとは別に、ベンダーを通してオンデマンドの新型コロナ検査サービス、旅行ローンなどの旅行関連サービスを開始しました。
『シェアトリップ』はその収益獲得戦略においても独自のものがあります。通常の代理店とは異なり、同社はホテルや航空会社との直接契約を結び、第三者のプラットフォームの利用を避けています。
データバードの他のベンチャー事業:ユーザーがアルファベットを使用してベンガル語で書くのに役立つアンドロイド・アプリです。リッドミック・キーボードは、データバードの無料サービスで、 ビジネスを通し母国語に対応することを目的としています。データバードはリッドミックに集められた知識からチャット・アプリ『リッドミック・チャット』そして電子書籍リーダー・アプリ『ボイトイ』なども立ち上げています。
図4:データバードのテクニカルチーム
以上
※本記事は、掲載企業の一切について保証するものではありません。ご了承ください。
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