ボツワナ隊員の活動報告

2023.11.21

2022年度1次隊、障害児・者支援の土井沙織です。首都からバスで1時間程の所にあるオッツェにある、キャンプヒル・コミュニティートラストというNGO施設で活動しています。敷地内には特別支援の小学校と職業訓練校、畑や果樹園、ティーガーデン等がある広い施設です。私の主な活動は、敷地内の2校で、アートの授業や余暇支援活動、衛生指導に取り組むことです。
 活動の幅を広げるために、これまで3回、他職種の隊員に任地に来てもらい、協同で活動を行いました。ここでは、その内容を紹介します。

img

img

1. JQ世界環境児童絵画コンテストに向けて(2023年3月1日)
環境教育隊員の福本丈登さんを小学校に招き、環境+アートの授業を行いました。児童は、地球の現状や環境を大切にすることについての福本さんの話を聴いて考えを深めた後、「ひとと自然の幸せな時間」というテーマで絵を描きました。自分の村の様子や身近な生き物、学校の周りの自然等を表現していました。13名の児童がコンテストに応募し、1名は入選をいただきました。

img

2. ハンドソープ作り(2023年3月24日)
コミュニティー開発隊員の吉田晃子さんを招き、小学校、職業訓練校両校で、児童生徒と職員を対象に、ハンドソープ作りのワークショップを行いました。活動の一環で、手洗い指導を行っていましたが、学校に石鹸がない状況だったため、石鹸作りを長年の趣味にしている隊員から教わり、自分たちで作れるようにしたいと考え企画しました。ワークショップ後も、両校で継続的に作って各教室や寮、オフィス等に分配し、使用しています。

img

3. 柔道レッスン(2023年9月20日)
柔道隊員の大島繁之さんと、その同僚でボツワナ柔道連盟所属のオースティンさんを招き、小学校で柔道の授業を行いました。ボツワナでは空手が人気のため、柔道と聞いて興味を持つ人が沢山いました。当日は、運動の協調性を高めるトレーニング、礼や正座の仕方、帯の結び方等を、実際に体を動かしながら学びました。授業に参加した教員からは、「子どもも大人も、礼や帯の体験を楽しめたし、運動の仕方を学べて良かった」、「空手は知っていたが柔道は初めてだったので知れて良かった」等の感想がありました。

img

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ