「道路維持管理能力向上プロジェクト」におけるアスファルト舗装研修の実施

2023.06.29

ブルキナファソは周辺を6か国に囲まれる内陸国であり、首都のワガドゥグは、沿岸国であるコートジボワール、ガーナ、トーゴ、ベナンと内陸国であるニジェール、マリを繋ぐ物流の結節点としての役割を担っています。特に、首都ワガドゥグ市とその近郊においては、日交通量が約1.4万台と多いうえ、大型貨物車両の交通も集中し、道路損傷へ多大な影響を及ぼしています。

「道路維持管理能力向上プロジェクト」では、2023年6月8日~9日にかけて、インフラ省の技術者を対象に、省内道路にてアスファルトを製造し、実際の道路に生じてしまったポットホール(アスファルト舗装道路表面に発生する直径10cm~1m程度の穴あき)の補修実習を行いました。

実習は、ポットホールを埋めるために必要な、加熱アスファルト合材の練り混ぜから開始し、既設舗装の切断・撤去、砂利締固めによる路盤の形成、アスファルト合材の敷き直し、及び、転圧を実施致しました。

実習開始当初は、アスファルト合材の配合や火力調整に苦労し、アスファルトカッターやプレートコンパクターなどの機器の使用も初めてのため、なかなかうまく操作ができませんでしたが、2日間の実習の後には、積極的に熱意を持って取り組んだおかげで、明らかに上達したことが伺えました。

アスファルト混合物製造実習状況

レーキを用いた敷き直し実習状況

プレートコンパクターを用いた転圧実習状況

実習によるポットホールの補修状況(良好)

「道路維持管理能力向上プロジェクト」では、アスファルト道路の維持管理実施体制の構築、及び同管理技術の改善を、引き続き支援していきます。

リンク:道路維持管理能力向上プロジェクトホームページ

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