道路維持管理能力向上プロジェクト「インフラ省直営補修工事班による公道での補修工事実習」
2024.02.21
2024.02.21
道路維持管理能力向上プロジェクトでは、2023年10月からインフラ省直営補修工事班による公道での補修工事実習を開始しました。
その後12月から2月にかけて補修作業を継続し、合計で7回に渡る補修作業を行いました。1回の補修作業期間は5日間ほど実施しています。
補修作業をする場所は、本省が管轄する国道が主なものとなりますが、住民からの要望にこたえる形で管轄外の生活道路の補修を実施することも多くなってきました。これらの依頼はインフラ省などを経由してもたらされるものですが、地域住民の福祉向上に貢献できる作業であるため、補修工事班のモチベーション向上にもつながっています。また生活道路は国道よりも老朽化が顕著であり、それに対応した補修技術習得の面でも役立っています。
この直営補修工事班は「ブリゲード」と呼ばれ、省内に組織を編成して活動を行っています。参加しているメンバーは約20名で、道路維持管理局職員の他、地方事務所に所属する職員も参加しており、今後地方への作業普及に寄与してくれることが期待されます。
JICA専門家は7回の補修作業のうち5回に立ち会い指導を行いました。ほとんどの参加者は全く道路補修の経験が無かったため、当初はお互いかなり苦労しましたが、7回に渡る補修作業を経て一通りの作業は自主的に行えるようになり、明らかな技術的進歩が見られています。
補修作業参加者の皆さんは意欲があり生き生きと活動されています。
機材操作要領説明
生活道路片側通行交通規制
使用機材搬送
国道ポットホール補修作業
ワガドゥグ大学構内状況調査
ワガドゥグ大学劣化箇所撤去作業
ワガドゥグ大学アスファルト締固め作業
ワガドゥグ大学昼休み
加熱合材製造状況
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