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「道路維持管理能力向上プロジェクト」道路維持管理部隊設立のための公道におけるアスファルト舗装研修の実施

2023.10.25

「道路維持管理能力向上プロジェクト」では、2023年10月19日に、ワガドゥグ市内の公道にてアスファルトを製造し、実際の道路に生じてしまった亀裂を補修するためのアスファルト補修実習を行いました。

本実習には、在ブルキナファソ日本国大使館からは、加藤正明駐ブルキナファソ日本国特命全権大使、ブルキナファソ国インフラ省からはアダマ・ルック・ソルゴ( Adama Luc SORGHO)大臣、JICAブルキナファソ支所からは小林丈通支所長が視察されました。

インフラ省のソルゴ大臣からから冒頭、大使に対して「道路維持管理は国民の円滑な移動と経済成長に不可欠であり、道路維持管理部隊の設立は喫緊の課題。日本の技術移転に感謝する」との言葉がありました。

視察を行われたソルゴ大臣、加藤大使、小林支所長(左から)

視察を行われたソルゴ大臣、加藤大使、小林支所長(左から)

その後、国道1号線上で実施されているアスファルト補修実習の様子を視察しました。アスファルト舗装実習では、これまでの研修の成果である加熱アスファルト合材の練り混ぜから開始し、既設舗装の切断・撤去、砂利締固めによる路盤の形成、アスファルト合材の敷き直し、及び、転圧を実施致しました。

アスファルト合材の敷き直しを指導する横田専門家

アスファルト合材の敷き直しを指導する横田専門家

転圧の実施作業

転圧の実施作業

また、今回は、常温アスファルト合材を活用した舗装研修を実施しました。常温アスファルト合材は、袋詰めのまま長期間保存ができ、アスファルト合材の錬成が不要であり即時の使用が可能です。

手動による転圧の実施作業

手動による転圧の実施作業

プライマー乾燥作業

プライマー乾燥作業

加熱アスファルト合材の練り混ぜ

加熱アスファルト合材の練り混ぜ

日本企業製の常温アスファルト合材

日本企業製の常温アスファルト合材

研修中には、加熱アスファルト合材を使用し、常温アスファルト合材も試験的に使用している旨、ブルキナファソ政府の技術者より視察者に対して説明がありました。

「道路維持管理能力向上プロジェクト」では、アスファルト道路の維持管理実施体制の構築、及び同管理技術の改善を、引き続き支援していきます。

リンク:道路維持管理能力向上プロジェクトホームページ
道路維持管理能力向上プロジェクト | ODA見える化サイト (jica.go.jp)

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