第2回JICAチェアの開催
2025.03.22
フェリックス・ウフェ・ボワニ大学は、コートジボワールで最も著名な国立総合大学であり、2023年6月には日本国大使館の支援により、日本語教育、日本研究、日本との文化交流の拠点となる日本コーナー(JAPAN CORNER)が仏語圏アフリカで初めて設立されました。JICAとしては同コーナーに日本研究関連の書籍を寄贈しているほか、2024年2月に初のJICAチェア講義を共催、2024年12月には「アフリカと日本のビジネスの架け橋となる官民人材の育成」をテーマに日アフリカ官民経済フォーラムのサイドイベントを実施しています。
2024年2月に開催した第1回のJICAチェア講義においては、経済・計画・開発大臣も出席のもと、労働生産性の向上について取り扱いました。コートジボワール政府にとって、産業化の促進およびそのための人材育成は引き続き重点分野であることから、第1回に続き第2回のJICAチェア講義においても、同様に民間セクター開発の分野を取り扱い、青島矢一教授(一橋大学イノベーション研究センター)を招へいし、とりわけ日本の企業におけるイノベーション創出や、コートジボワールにおけるイノベーションシステムをテーマとして開催しました。
加えて、コートジボワール事務所が兼轄しているトーゴ政府の高官を含む関係者が参加し たほか、イベント開催前後の3日間において、関係省庁との意見交換や高等教育機関の学生 等に向けた講義も行いました。
JICAコートジボワール事務所では、引き続き貴重な人脈や民間企業の取り組みと連携・共創しつつ、更なる学術的交流を通じたコートジボワールの経済発展への貢献策について検討を進めます。
集合写真(左からボジョナ外交顧問、バロ大学長、青島教授、胡摩窪大使、ダイポ商業・産業省副官房長、JICA若林所長、アウレ教授)
参加者の集合写真
青島教授による講義
会場の様子
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