林外務大臣のTICADセンター訪問

2023.08.07

8月3日、林芳正外務大臣は、TICAD産業人材育成センターを訪問した。メラク工業大臣は同センターにおいて、カイゼンがエチオピアの製造業に与えたインパクト及びエチオピア人にどのようにカイゼンが取り入れられたかを述べた。

2,750万ドルの日本の支援によって建設されたTICADセンターは、研修及び研究センターとしてエチオピアのために活用され、将来的にはアフリカ大陸各国におけるカイゼン普及に貢献する。エチオピア政府は、製造業のみならずサービスセクターや学校及び病院などでもカイゼンを普及していくため政策作りに取り組んでいる。

同センターは年5万人に対し研修を実施する予定であり、工業省の全国製造業運動(エチオピア・タムリト運動)を推進する重要な役割を果たす。同運動は、生産性及び質・競争力をカイゼンの導入により高めることにより、輸出量を増やし、製造業を発展させることを目的としている。JICAはカイゼン・エクセレンスセンター(KEC)とともに、カイゼンコンサルタントの育成による組織強化、またカイゼンの普及活動を行っている。

TICADセンターは、2023年10月に開所式を予定している。

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林芳正外務大臣とメラク工業大臣

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カイゼンの効果及び今後のカイゼン普及を述べるメラク工業大臣

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エチオピアの人々の特定のニーズや文化的慣習に適したカイゼン哲学の導入を歓迎する林外相

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視察団によるTICADセンター視察の様子

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TICADセンター外観

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カフェテリアの様子

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図書室

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カイゼン研修員のための宿泊施設

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