都市計画・管理技プロにおけるTOT研修を修了

2023.12.26

2023年12月4日から12月8日までアディスアベバ市のアンバサダーホテルで都市計画・都市管理能力開発プロジェクトの最終、トレーナー研修(TOT)が実施されました。 都市インフラ省(MOUI)のファンタ・デジェン副大臣とJICAエチオピア事務所の河合企画調査員が、5回の研修プログラムを修了した参加者18名に修了証を手渡しました。 ファンタ・デジェン副大臣からは、JICAと日本の国民に対し、能力強化支援への感謝の言葉と共に、継続的な協力への期待が表明されました。 JICAからは、参加者に対し、研修で得た知識を国内の都市計画と都市管理の改善に役立てるよう期待していると述べました。 さらに参加者からは研修から得た学びについて短いスピーチが行われ、JICAの継続的な協力への期待を述べられました。参加者からは、知識やスキルの習得に加えて、研修資料の作成、聴衆を惹きつける方法などを取得でき、さらに日本のさまざまな都市の経験など学ぶことで、研修を行う上で自信が増し、こうした内容をエチオピアの各都市に伝えることができると述べました。さらに、参加者がお互いに学び、彼らの間のネットワークを築くのにも役立ました。

このTOTは2022年11月に第1回を実施、その後約1年間で計5回の研修を実施し、今回が最終の研修となります。参加者は、都市インフラ省、オロミア州都市計画研究所(UPI)、アムハラ州UPI、旧南部諸民族州(SNNPR)UPI、シダマ州UPIの職員です。一連の研修で得た知識をもとに、各州における都市計画を教えるトレーナーとなりました。

プロジェクトの過程において、TOTに参加したトレーナーは一般職員に対する研修の講師として、実践研修を行いました。オロミア市、アムハラ市、旧南部諸民族州、シダマ市、ハラリ市、ディレダワの139 人のスタッフがこの研修を受講しました。
また、トレーナーの一部は、日本での研修に参加し、日本の地方都市における都市計画・都市管理に関する知識を深めることができました。

本プロジェクトは、トレーナーの育成とともに、ガイドラインやマニュアルを作成・配布を行い、エチオピアにおける都市計画・管理能力の向上、普及を目指した取り組みとなり、都市インフラ省は、今後、研修の実施地域を拡大していくことを目指しています。

Fanta Dejen 副大臣によるすピーチ

Fanta Dejen 副大臣によるすピーチ

JICA事務所河合企画調査員によるスピーチ

JICA事務所河合企画調査員によるスピーチ

参加者の集合写真

参加者の集合写真

第3回実践研修(バハルダール)でのグループディスカッションの様子

第3回実践研修(バハルダール)でのグループディスカッションの様子

第3回実践研修(バハルダール)でのグループディスカッションの様子

第3回実践研修(バハルダール)でのグループディスカッションの様子

第4回実践研修 (ディレダワ市対象)

第4回実践研修 (ディレダワ市対象)

日本での研修の様子

日本での研修の様子

日本での研修の様子

日本での研修の様子

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