【市場志向型小規模園芸農業推進プロジェクトフェーズ2がエチオピアで本格始動】
2024.02.13
2024.02.13
6年間にわたるSHEPフェーズ1プロジェクトの完了後、JICAと農業省(MoA)は2023年8月よりSHEPフェーズ2プロジェクトを開始しました。1月29日、アディスアベバに於いて合同調整委員会(JCC)が開催され、農業省とプロジェクトチームはプロジェクトの進捗状況を確認し、プロジェクト活動に関する課題について議論を行いました。
SHEPは、小規模園芸農家の市場指向型農業(「作って売る」から「売るために作る」)への意識改革をもたらすことで収入増加を支援するJICAのプログラムの1つです。このアプローチでは農家の園芸収入を最大化するため、農家に対して、市場調査、栽培カレンダーの作成、バイヤーや協同組合との関係確立、栽培技術といった研修パッケージを提供します。
SHEP 1の対象地域であったアムハラ州とオロミア州に加え、SHEP 2では中部エチオピア州、シダマ州、南部エチオピア州の3つの新たな州を含む5州に対象地域が拡大されています。5年間のプロジェクト期間中、政府職員(連邦、州、県、郡)や村レベルの普及員へのSHEP アプローチの浸透を通じて、支援対象小規模農家へのSHEP アプローチの定着と生計向上を図るとともに、同アプローチをさらに普及させるために、他の機関と協力することを目指します。
プロジェクトの概要を説明するEthio-SHEP2 星チーフアドバイザー
Ethio-SHEPパッケージの説明をする農業省園芸開発局アブデラ局長
JCC出席者
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