欧州
3つの危機とウクライナ・トルコ支援
新旧の脅威が命や生活を圧迫
欧州地域では、ロシアのウクライナ侵攻がウクライナと周辺国に重大な影響を 与えています。また、2023年2月のトルコ・シリア大地震は住民だけでなく、両国に滞在する多くの難民にも大きな影響 を及ぼしました。
迅速かつ中長期的な協力を展開
こうした背景の下、2022年度は、①3つの危機(地政学的な危機、新型コロナウイルス危機、気候変動の危機)に対する戦略的協力、②日本の政策、開発経験や日本らしさの共有の推進を柱に、迅速かつ中長期的な視点で協力を展開しました。
欧州地域では、地政学的な危機に対応し、ウクライナ政府に対する財政支援や、市民生活を支える浄水装置や発電機などの提供と同時に、中長期的な復旧・復興を見据え、地雷・不発弾対策などの協力も開始しました。隣国のモルドバでは、保健分野などでウクライナからの避難民と住民の双方に裨益する協力を行いました。また、トルコ・シリア大地震に際しては、国際緊急援助隊を派遣するとともに、復旧・復興に向けた協力も進めています。
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