jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

所長あいさつ

JICAジョージア支所は、南コーカサス地域(アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージアの3か国)を所管する拠点としてジョージアの首都トビリシに2017年5月開設されました。

2018年に日本政府は、「国造り」を担う人造り支援と、インフラ及びビジネス環境整備を通じた「魅力あるコーカサス」支援の2つの柱からなる「コーカサス・イニシアティブ」を打ち出しました。JICAはこれまで、同イニシアチブに沿ってジョージアの運輸インフラ整備、アゼルバイジャンの発電増強、アルメニアの防災能力強化を始めとし、多岐にわたる協力を行ってきています。

2022年には日本とコーカサス三か国は外交関係樹立から30周年を迎え、現在はICT活用やスタートアップ支援を通じた産業育成など新しい取り組みも始めています。また、ジョージアではJICA海外協力隊が草の根で様々な活動を行い、両国の架け橋ともなっています。

【画像】

当地域は雄大な自然環境、豊かな歴史的建造物、伝統的なダンスや合唱などの無形文化財、魅力的なワインや料理などの観光資源も豊富で、世界的な観光地として脚光を浴びつつあります。南コーカサスと日本の人々がお互いの歴史や文化を尊重しつつ、相互の協力によって社会と経済の発展に貢献できるよう、スタッフ一同力を合わせて活動に取り組んで参ります。

2024年8月
JICAジョージア支所長 涌井純二