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AIDHMとJICAの連携:日ASEAN協力のもと、ASEAN向け新たな技術協力「AIDHMを通じたASEAN災害保健医療管理能力強化プロジェクト(ARCH Plus)」 の討議議事録に署名

2026.07.01

2026年6月30日、インドネシア・ジョグジャカルタに所在のガジャマダ大学において、国際協力機構(JICA)とインドネシア ASEAN災害保健医療管理研究所(AIDHM)との間で、「AIDHMを通じたASEAN災害保健医療管理にかかる地域能力強化プロジェクト(ARCH Plus Project)」(以下「本事業」)の討議議事録(Record of Discussions: R/D)への署名式が執り行われました。

署名式では、 AIDHM所長兼ガジャマダ大学医学・公衆衛生・看護学部長であるヨディ・マヘンドラダタ教授と、竹田幸子JICAインドネシア事務所長兼ASEAN首席代表との間で署名が交わされました。式典には、AIDHMおよびガジャマダ大学、JICAインドネシア事務所の関係者が出席したほか、インドネシア保健省およびJICA本部がオンラインで参加しました。

本事業は、2016年から2026年までタイ国家救急医療機関(NIEM)およびタイ保健省のもとで日ASEAN技術協力として実施されてきた「ASEAN災害保健医療管理に係る地域能力強化プロジェクト(ARCH1)」および「同フェーズ2プロジェクト(ARCH2)」の後継事業であり、災害保健医療管理分野においてASEAN加盟国すべてを対象に支援を行うとともに、AIDHMの調整のもと、ASEAN域内における災害保健医療管理の地域能力強化を一層促進するための枠組みの強化を目的としています。

これまでの約10年間の実施を通じて、日本とASEANの災害医療人材の交流や知識の共創が進められ、各国で緊急医療チーム(EMT)の立ち上げや強化、ASEAN域内の大規模災害時のEMT派遣標準手順書等のツール開発、研修コース開発と実施、ASEAN域内での合同災害演習、ASEAN学術研究機関ネットワーク(AANDHM)とAIDHMの設立、そしてASEAN学術雑誌の創刊やASEAN学会の開催など、 災害保健医療管理分野におけるASEAN域内連携と災害対応能力強化のための取組が行われてきました。本署名式が実施されたガジャマダ大学に設置されているAIDHMは、ARCH2プロジェクトの実施期間中である2023年10月に設立され、ASEAN首脳による災害保健医療管理に関する宣言(ALDDHM)の行動計画(POA)に基づき、研究、教育・研修、知識共有などの学術活動を促進を担っています。

本署名式において、ヨディ・マヘンドラダタ教授は、JICAによる長年の協力とASEANにおける災害保健医療管理推進への継続的なコミットメントに謝意を表した上で、「本日の署名は、地域調整や緊急医療チーム(EMT)の能力強化に成功した初期のARCHプロジェクトの大きな成果を基盤とする、重要な節目となるものです。この強固な基盤により、持続可能な地域機関としてAIDHMの設立が可能となり、また災害保健医療管理に関するASEAN学術機関ネットワークの発展が促進されました。これにより、重要な研究、教育、知識共有を通じて、我々の協力関係が制度化されました。」と述べました。さらに、同学部が AIDHM事務局として、JICA、インドネシア保健省および地域のパートナーと緊密に連携しながら取り組んでいく強いコミットメントを改めて示しました。

竹田幸子ASEAN首席代表は、ARCH1の主な成果として、ASEANにおける地域協力枠組みである災害保健医療管理地域調整委員会(RCC-DHM)の設立、効果的な地域協力のための標準作業手順(SOP)の整備、さらに地域における実践的連携を強化するための地域合同演習の実施などを挙げた上で、「2022年から2026年まで実施されたARCH2プロジェクトでは、ARCH1の成果をさらに発展させ、地域協力枠組みの強化、構築された災害保健医療管理 システムの国家および地方レベルへの統合、知識管理活動の強化に重点が置かれており、その中でも特筆すべき成果の一つが、ガジャマダ大学に設置されたAIDHMの設立です」と述べ、ARCHプロジェクトのこれまでの成果を強調しました。
本事業では、 AIDHMがこれまでの10年間にわたるARCHプロジェクトの成果と活動を継承するとともに、ASEANにおける災害保健医療管理分野の知識管理の地域拠点としての機能強化を支援します。AIDHMが担う重要な役割を踏まえ、本事業はAIDHMおよびASEAN各国と緊密に連携しながら、災害保健医療管理分野における共同対応能力の一層の強化を図っていきます。

ヨディ・マヘンドラダタ同学部長兼AIDHM所長と竹田幸子JICAインドネシア事務所長

R/D署名後の集合写真。
(左から)スダディ ガジャマダ大学医学・公衆衛生・看護学部副学部長、ヨディ・マヘンドラダタ同学部長兼AIDHM所長、竹田幸子JICAインドネシア事務所長、ベラ・ドナAIDHM事務局長

案件名
AIDHMを通じたASEAN災害保健医療管理にかかる地域能力強化プロジェクト(ARCH Plus Project)

対象国
ASEAN加盟国

実施期間
2026年半ばから2030年2月まで(約3年半)

実施機関
ASEAN災害保健医療管理研究所(AIDHM)

実施場所
拠点はジョグジャカルタに設置しつつ、活動はASEAN各国において実施する。

事業目的
AIDHMの調整のもと、ASEANにおける災害保健医療管理分野の地域能力強化を促進するための枠組みを強化する。

本件に関するインドネシア国内問合わせ先

◆本事業について
JICAインドネシア事務所担当:森 
TEL:+62-21-5795-2112(ex.311)
E-mail:mori.mizuki@jica.go.jp

◆広報について
JICAインドネシア事務所広報担当:プトリ
TEL: +62-21-5795-2112 (ex.222)
E-mail:PutriSiahaan.IN@jica.go.jp

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