富山県立大学×メッサ島による草の根技術協力事業 ~メッサ島 RO 膜ろ過装置の維持管理にかかる能力向上支援事業~
2024.10.21
2024.10.21
東ヌサトゥンガラ州西マンガライ県にあるメッサ島は、上水道が整備されていない島の一つであり、これまで本島のラブアン・バジョから生活用水を調達しております。船で運ばれる生活用水は島民にとっては高価ですが、飲料や調理といった基本的なニーズを満たすために、各家庭では1日あたり最低20リットル、多いときには60リットルもの生活用水を使用しています。
そこで、富山県立大学はJICA草の根技術協力事業「メッサ島 RO 膜ろ過装置の維持管理にかかる能力向上支援事業」に取り組んでいます。
きれいな水を提供するため、二つRO膜ろ過装置が現地で組み立てられ稼働しています。また、維持管理のために、20人のメンバーで構成される組合が設立されました。本事業を通して、現地の人々が持続可能に手頃な価格で生活用水を利用できることを目指しています。
公共事業・国民住宅省インフラファイナンス総局のチャールズ氏は、「RO膜ろ過装置が最適に利用され、地元の人々が新鮮な水を利用できるようになり、その装置の持続可能性が確保されることを願っている。また、このモデルが他の島々にも拡大され、新鮮な水へのアクセスが他の島々にも恩恵をもたらすことを願っている」と述べています。
このプロジェクトは現在進行中で、2025年に完了する予定です。
scroll