【JICA海外協力隊】ラオス国立博物館 第2回 エントランスホール

2023.07.31

ラオス国立博物館で学芸員として活動中のJICAシニア海外協力隊員の上山です。第2回は博物館の入り口に展示されている「木彫り象」、「ラオスの天然資源地理図」、「ケーン(竹笛)」を紹介します。

JICAシニア海外協力隊員の上山さん

JICAシニア海外協力隊員の上山さん

(1)木彫り象 (正面階段の両脇)
ラオスの人々は、「象は、神聖で、幸運を招く強い動物であり、お世話する人々に繁栄と長寿をもたらす」と信じています。14世紀にファーグム王によって統一されたランサーン王国は、「百万頭の象の王国」(ラン=百万、サーン=象)という意味です。このように、象は、ラオス最初の統一王国の名前に使用されるほどラオスの人々にとっては特別な存在です。

ようこそラオス国立博物館へ!!

ようこそラオス国立博物館へ!!

(2)ラオスの天然資源地理図 (入口の右側壁)
ラオスは、金・銀・銅・鉛・錫などが全国各地の地下に眠る「鉱物資源の宝庫」です。自然環境の保全と天然資源の活用との調和ある開発により、国の経済発展を目指しています。

(3)「ケーン(竹笛)」 (入口の展示ケース)
ケーンは、いくつもの竹管をつなぎ合わせて作られた笛で、ラオスの伝統的な楽器です。ケーンは、ラオス国中でたくさんの民族歌謡や踊りで使用され、ラオス人の伝統的な生活の中で特別な役割を果たします。
「ケーン音楽があるところにはどこであろうと、そこにラオス人がいる」ということわざのように、ラオス人の生活スタイルとケーン音楽は一体となっています。
ラオス人のケーン音楽は、2017年にユネスコ(UNESCO)の「人類の無形文化遺産」に登録されました。

ラオスの伝統楽器ケーン

ラオスの伝統楽器ケーン

ラオスの伝統楽器ケーンと職員①

ラオスの伝統楽器ケーンと職員②

ラオスの伝統楽器ケーンと職員②

どの展示品も写真撮影OKです。

エリアマップ

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