リオ五輪銀メダリスト飯塚翔太選手、JICA海外協力隊とともにラオスでスポーツの力を届ける
2025.12.11
今回、主な舞台となったのはラオスの首都ビエンチャンから南に約700km、チャンパサック県のパクセー市です。 まずは県教育局に表敬訪問を行い、その後は中高一貫校を訪れて、体育の授業を見学。さらに陸上競技場へと場所を移し、暗くなるまで技術指導を行いました。
教育局では熱意ある大歓迎を受け、スポーツ分野の重要性を感じました
学校でも熱意ある大歓迎を受け、スポーツ分野の重要性を感じました
実際の体育授業を見学しました
豊田コーチとともにスタートの指導です
スタートの姿勢など具体的な指導を実施
オリンピック銀メダルを見せて喜ぶ生徒達!
陸上競技場にて飯塚選手からのレクチャー
桐原隊員とともにバトンリレーの実技指導
翌日12月2日は、ラオスの建国記念日(建国50周年)で祝日でした。この日は、世界遺産である寺院ワット・プーへの訪問や、 ラオスの食事や美しい自然景観などを満喫し、より深くラオスの事を知る機会となりました。
世界遺産の寺院ワット・プー
国民食の麺、カオ・ピヤックを堪能
タッド・ファーンの滝
そして12月3日、今回のメインイベントとも呼べるリレー大会が開催されました。 大会の名前は「飯塚翔太リレーカーニバル」。競争を目的とした大会ではなく、スポーツを楽しむことを目的としたいと、桐原隊員が大会名を工夫しました。 澄み切った青空のもと、大変多くの方が集まり、男女混合10チームのリレーでバトンを繋ぎました。 ラオスらしく、最後の1人まで大歓声で応援、笑顔あふれる楽しいリレー大会となりました。
<桐原隊員からひとこと>
ラオスではまだまだ競技人口が少なく、今回初めてリレーを経験した子どももいました。飯塚選手にパクセーまで来ていただいて、陸上競技に触れ、楽しむ機会を持てたことはとても大きなことです。今後も、こういった機会を継続することで普及につなげていきたいです。
澄み切った青空のもとで大会が開催できました
大きな特注バナーが正面に飾られ、気持ちが高まります!
飯塚選手も参加!
飯塚選手も参加!
大会オリジナルのメダルを授与
入賞者の全体写真、みんな笑顔です!
ミズノよりシューズとバトンの寄贈。これからも陸上競技を楽しんでいただきたいです。
滞在最終⽇には、首都ビエンチャンに戻り、JICAラオス事務所と⽇本のメディアとを結び、オンライン会⾒で今回の活動を報告しました。
飯塚選⼿は、「ラオスの方々はスポーツへの関心が高いとともに、楽しもうという気持ちを強く持たれていると感じた。大きな声をだして笑顔で走る皆さんから、僕自身が元気をもらいました」と述べ、「このような活動は今後も続けていきたい。様々な環境の多くの方との出会いが魅力であり、競技場から離れた所で、自分にできることが増えると、普段の頑張りにもつながる。陸上というスポーツを通じて、少しでも私自身が笑顔を与えられるように、今後も頑張っていきたい。」と語りました。
JICAでは今後も、JICA海外協力隊の活動などを通じて、性別や社会的な立場などの制約を受けず、みんなが等しくスポーツを楽しめる平和な社会の実現に向けて努めていきます。
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