第三国研修「海上保安官向け能力強化」の開催
2024.10.08
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JICAマレーシア事務所は、マレーシア外務省及びマレーシア海上法令執行庁(MMEA)と共同で第三国研修「海上保安官向け能力強化」を2024年10月07日- 10月18日に開催いたします。
第三国研修は、ある開発途上国において、他の開発途上国から研修員を受け入れて行われる研修をJICAが資金的・技術的に支援する技術協力の一種です。第三国研修の主な目的は、特定の分野における日本とマレーシアの経験を共有し、研修員が自国の様々な課題に対処する能力を強化することです。当地においては、マレーシア外務省が1980年からマレーシア技術協力プログラム(Malaysia Technical Cooperation Program : MTCP)を実施しており、1992年からマレーシア外務省とJICAが共同で第三国研修を実施しています。
今回の第三国研修は、研修実施機関であるMMEAが受け入れ機関となり、アジア及びアフリカ諸国から海上保安官や警察官など13名の研修員を受け入れて犯罪現場における捜査鑑識技術に関する研修を行う予定です。研修概要は以下の通りです。
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事業概要
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事業名
海上保安官向け能力強化
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研修実施機関
MMEA
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研修期間
2024 年10月07日- 10月18日
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研修場所
〇アカデミー・マリタイム・スルータン・アーマッド・シャー(AMSAS)
〇マレーシア海上法令執行庁およびセランゴール州支局
〇マレーシア国民大学(UKM)
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対象国: 7ヶ国
- カンボジア, 2. ジブチ, 3.ナイジェリア, 4.フィリピン, 5.タイ, 6.東ティモール, 7.ベトナム)
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概要
MMEAが、日本の海上保安庁の専門家3名とUKMの専門家の協力を得て、海上の犯罪現場で証拠を収集し、犯罪事実を特定し犯人を検挙するための鑑識技術の知識と技能を各国の研修員に共有するもの。研修内容は以下の通り。
〇マレーシア海上犯罪捜査部(Malaysia Crime Investigation Department (MCID)の活動紹介
〇鑑識に関する講義、捜査手法の理論および演習、指紋採取、写真撮影等の実技演習、実船を使った想定訓練
〇鑑識実験室での講義、視察等
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関連イベント
(1)オープニングセレモニー
開催日:2024年10月7日
実施場所:AMSAS
(2)クロージングセレモニー
開催日:2024年10月18日
実施場所:UKM
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問い合わせ先
JICAマレーシア事務所 Mr. Tan Siew Chan所員
Tel: +603-2166-8900
E-mail: TanSiewChan. MS▲jica.go.jp
(※▲を@に変換)
JICAマレーシア事務所 江川 善二郎 所員
Tel: +603-2166-8900
E-mail: Egawa.Zenjiro2▲jica.go.jp
(※▲を@に変換)
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