第三国研修「海上保安官向け能力強化」の開催
2025.10.31
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JICAマレーシア事務所は、マレーシア外務省及びマレーシア海上法令執行庁 (MMEA)、海上保安庁(JCG)と共同で第三国研修「海上保安官向け能力強化(国際海上立入検査研修)」を2025年11月3日- 11月14日に開催いたします。
第三国研修は、ある研修実施国において、他の周辺国などから研修員を受け入れて行われる研修をJICAと実施国が資金・技術を互いに提供しあい行う技術協力の一種です。第三国研修の主な目的は、特定の分野における日本とマレーシアの経験を共有し、研修員が自国の様々な課題に対処する能力を強化することです。当地においては、マレーシア外務省が1980年からマレーシア技術協力プログラム(Malaysia Technical Cooperation Program : MTCP)を実施しており、1992年からマレーシア外務省とJICAが共同で第三国研修を実施しています。
今回の第三国研修は、研修実施機関であるMMEAが受け入れ機関となり、アジア・アフリカ諸国を対象に15名の研修員を受け入れて海上立入検査に関する研修を行う予定です。研修員は海上保安を担当している海上保安機関の職員となります。研修概要は以下の通りです。
- 事業概要:
- 事業名:海上保安官向け能力強化
- 研修実施機関:マレーシア海上法令執行庁(MMEA)
- 研修期間:2025年11月3日- 11月14日
- 研修場所:AMSAS(アフマド・シャー海事アカデミー)、クアンタン パハン州
- 対象国:7ヶ国 (1. ジブチ, 2. インドネシア, 3. スリランカ, 4. タイ, 5. フィリピン, 6. チモール レステ, 7. ベトナム)
- 概要:
本研修は、研修実施機関であるMMEAが講義や視察等を通じて海上での船舶への立入検査に関するマレーシア及び日本の経験とベストプラクティスを各国の研修員に共有するもの。研修内容は以下の通り。
・船舶への立ち入り検査
・強制措置(犯罪行為の制圧や違法物品の押収)
・想定訓練 など
- 関連イベント:
(i) オープニングセレモニー
開催日:2025年11月3日
実施場所:AMSAS、クアンタン
(ii) クロージングセレモニー
開催日:2025年11月14日
実施場所:AMSAS、クアンタン
- 問い合わせ先:
JICAマレーシア事務所
ムハマド イムラン所員
Tel: +603-2166-8900
E-mail:
imranfauzi-ms▲jica.go.jp
JICAマレーシア事務所
前田仁 企画調査員
Tel: +603-2166-8900
E-mail: maeda.hiroshi4▲jica.go.jp
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