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JICAプロジェクト、マレーシアで初のロケット誘雷実験に成功

2026.05.06

 5月3日、国際協力機構(JICA)の地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム「持続可能なエネルギー供給と極端気象災害の早期警報のための電荷分布リアルタイム3Dイメージングと雷活動予測 (RTL-3Dプロジェクト)」が、マラッカ技術大学(UTeM)において、マレーシアで初めてロケット誘雷実験に成功しました。マレーシアは、世界でロケット誘雷に成功した7番目の国となりました。

 ロケット誘雷とは、雷雲下に小型ロケットで接地したワイヤーを引き上げ、落雷を誘導する技術です。雷の発生時刻と場所を予め特定できるため、雷のメカニズム解明に有効で、自然雷による被害を減らすための研究(落雷制御)も期待されています。

 マレーシアでは、頻発する落雷に対し耐雷・避雷対策が不十分であり、落雷により鉄道や工場などの電力機器の制御に支障をきたすことが課題となっています。本事業は、最新鋭の雷観測網によって雷雲内の電荷分布を推定し、それに基づく雷警報システムや雷害対策のプロダクトを開発することによって、雷被害や電力設備や機器の故障を低減することを目指すものです。本事業は、近畿大学、マラッカ技術大学とテナガ・ ナショナル大学(UNITEN)を中心に、様々な日本・マレーシアの大学や研究機関が共同で運営しています。

 今回の誘雷実験で得られたデータは、上記の雷雲内の電化分布推定の精度向上に使用されます。

【事業概要】

(1) 案件名:持続可能なエネルギー供給と極端気象災害の早期警報のための電荷分布リアルタイム3Dイメージングと雷活動予測

(2) 事業期間:2023年6月~2028年6月(5年間)

(3) 研究体制:

(日本側)近畿大学、電気通信大学、岐阜大学、中部大学、福井大学、音羽電機工業(株)

(マレーシア側) マラッカ技術大学 (UTeM)、テナガ・ナショナル大学 (UNITEN)、マラ工科大学 (UiTM)、テナガ・ナショナル電力会社研究部門 (TNBR)、マレーシア気象局 (MET Malaysia)、排水灌漑局 (DID)

詳細については、下記までお問い合わせください:

プロジェクト研究代表者 
森本 健志 
近畿大学 理工学部 教授
電子メール: morimoto▲ele.kindai.ac.jp
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