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【プレスリリース】第三国研修「インド太平洋地域の海上法執行能力強化に向けた研修」の実施

2026.09.14

 JICAマレーシア事務所は、マレーシア外務省及びマレーシア海上法令執行庁(MMEA)と共同でインド太平洋地域の諸国を対象とする第三国研修(※)「海上保安官向け能力強化(立入検査研修)」を、2026年9月14日から25日まで、マレーシア・パハン州クアンタンのスルタン・アフマド・シャー海事アカデミー(AMSAS)において開催いたします。

 マレーシア周辺を含むインド太平洋地域では、違法漁業、密輸その他の国境を越える犯罪などの海上安全保障上の課題が、引き続き地域の安定に対する重大な脅威となっています。近年の事例は、海上交通の安全及び航行の自由が損なわれた場合、その影響が世界経済のみならず各国の一般家庭の生活にも及ぶことを改めて明らかにしました。こうした中、海上法執行機関は海洋領域の安全と安定を確保する上で重要な役割を担っており、これらの脅威に効果的に対応するためには、実務能力及び専門技能のさらなる向上が求められています。

 上記の課題に対応するため、今回の研修では、マレーシア海上法令執行庁が研修実施機関となり、アジア・太平洋地域の7か国から11名の海上保安機関職員を受け入れて実施します。また、日本の海上保安庁のモバイル・コーポレーション・チーム(Mobile Cooperation Team)が講師として参加します。研修参加者は各国において海上法執行及び沿岸警備業務を担う職員であり、本研修では講義、実技訓練及びシミュレーション演習を通じて、海上での立入検査や法執行に関する知識、実務能力及び専門性の向上を図ります。さらに、本研修は、海上法執行機関間の協力強化、地域の海上安全保障能力の向上及び法の支配に基づく海洋秩序の促進を通じて、日本が推進する「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現にも貢献します。

※「第三国研修」:ある開発途上国が他の開発途上国からの研修員を受け入れる研修をJICAが資金的・技術的に支援する技術協力の一種です。第三国研修の主な目的は、特定の分野における日本とマレーシアの経験を共有し、研修員が自国の様々な課題に対処する能力を強化することです。当地においては、マレーシア外務省が1980年からマレーシア技術協力プログラム(Malaysia Technical Cooperation Program : MTCP)を実施しており、1992年からマレーシア外務省とJICAが共同で第三国研修を実施しています。

この研修の事業概要は以下の通りです。

1. 事業名
海上保安官向け能力強化(国際海上立入検査研修)

2. 研修実施機関
マレーシア海上法令執行庁(MMEA)

3. 研修期間
2026年9月14日~9月25日


4. 研修会場
スルタン・アフマド・シャー海事アカデミー(AMSAS)
マレーシア・パハン州クアンタン

5. 対象国
7か国(イエメン、インドネシア、パプアニューギニア、フィリピン、スリランカ、タイ、東ティモール)

6. 研修内容
研修実施機関であるMMEAは、海上安全保障及び海上法執行に関するマレーシアの運用経験と優良事例を共有し、以下の分野について研修を実施します。

(i) 立入検査(ボーディング)及び体系的な船内捜索

(ii) 逮捕術及び護身術

(iii) 海上法執行手続

(iv) シミュレーション演習及び実技訓練

 参加者は、双方向型学習及び実践的な訓練を通じて、自国の海上法執行機関で活用可能な知識と技能を習得します。

7. 関連行事

開講式:
日時: 2026年9月14日(月)
会場: スルタン・アフマド・シャー海事アカデミー(AMSAS)、パハン州クアンタン

閉講式:
日時: 2026年9月25日(金)
会場: スルタン・アフマド・シャー海事アカデミー(AMSAS)、パハン州クアンタン

お問い合わせ先:

ムハマド・イムラン・モハド・ファウジ所員
JICAマレーシア事務所
TEL:+60-3-2166-8900
E-mail:imranfauzi-ms▲jica.go.jp
(メール送信の際は、宛先の"▲"を"@"に書き換える。)

アイマン・シディキ所員
JICAマレーシア事務所
TEL:+60-3-2166-8900
E-mail:aimansiddiqi.ms▲jica.go.jp
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