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【マレーシアJICA海外協力隊の素顔に迫る!MY JOCV LIFE in MELAKA】

2024.12.16

マレーシアには教育・環境・ 産業人材育成 ・社会福祉支援など様々な活動を行う JICA 海外協力隊員がいます。今回はそんな隊員の中からマラッカにある支援学級で活動する廣田さんに迫ります。

―マレーシアでの協力隊活動内容を教えてください
マラッカ州教育局にある、障害児の早期療育を行う施設に所属し、現在は小学校の支援学級に配属され活動を行っています。学校では日々の子供達の支援はもちろん、教員向けにワークショップなども行っています。ワークショップでは障害をもつ子供たちの捉え方や感覚過敏に関することなど、基礎的な内容から伝えています。マレーシアでは日本と違い、教員養成課程で障害児教育について学ぶ機会が少ない為、日本で得てきた知識や経験を少しでも共有しようと日々奮闘しています。

―協力隊員になろうと志したきっかけは何ですか
協力隊出身の方が設立したNPO法人のスタディーツアーに参加したことが最初のきっかけです。心のどこかで協力隊への憧れはあったものの一先ず、支援学校に就職。一昨年、生徒に対し進路に関する授業をした際、改めて自分の人生について振り返り、協力隊になって活動したかったことを思い出し、そこから勇気を出して一歩踏み出すことに決めました。重度重複障害の児童生徒達は、特に日本以外の国に移動することが難しく、また知る機会も限られているため、私が海外にいくことで、少しでも興味や関心が広がれば嬉しいなという思いもありました。

―協力隊員になり、自分自身が想像していた隊員生活とのギャップはありますか
マレーシアタイムには驚きました。「あとでやるね!」が数日後だったり、イベントを開催するにしても、計画をみっちり立てるというよりはその場の流れで進みます。日本との文化の違いに最初は戸惑うこともありました(笑)

―協力隊での活動のやりがいや苦労はありますか
やりがい:
子供たちが真剣に集中して授業に取り組んでいるところを見ると嬉しくなります。子供たちが、先生や友達の手を借りながらも、課題をやり遂げたときの達成感溢れる表情を見ると、とても嬉しくやりがいを感じます。

苦労したこと:
職場では普段マレー語が使用されているので難しく感じるときがあります。子供たちが必死に何か伝えようとしてくれているのに、わからない時にはもどかしさや苦労を感じますが、子供だけでなく同じ学校で働く先生含め、少しでも相手が伝えたいことを理解できるように日々努力しています。

―協力隊に応募しようか悩んでいる方々に一言お願いします!
私は「参加するなら今しかない!」と思って応募しましたが、訓練所の同期隊員やマレーシアの先輩隊員、後輩隊員の、年齢性別関係なく活躍している姿をみていると、皆さんそれぞれの人生のタイミングで「今だ!」と感じて一歩踏み出し、参加されたのだろうなと思っています。もし今参加しようか悩んだり、あるいは、昔やってみたいと思ったことがあったな、とか思い出しているという方がいれば、あなたも協力隊に参加するタイミングが近づいているのかもしれません!勇気をもって踏み出してみてくださったら、とても嬉しいです!

語り手:廣田 美海さん 聞き手:白浜 愛唯
JICA 海外協力隊 =JOCV

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