【マレーシアJICA海外協力隊の素顔に迫る!MY JOCV LIFE in SABAH】
2025.01.07
2025.01.07
マレーシアには教育・環境・産業人材育成・社会福祉支援など様々な活動を行うJICA
海外協力隊員がいます。今回はそんな隊員の中からサバ州で環境教育活動を行う秋山さんに迫ります。
―マレーシアでの協力隊活動内容を教えてください
マレーシアサバ州にあるキナルート・エコ・フォレストパークに派遣されています。私の暮らしている地域では生き物に対しての認識やごみ問題の意識が薄く、住民に魚の名前を聞いても名前がわからず色で答えられたり、ゴミのポイ捨てが常習しているなど様々な課題があります。そのため、ごみ問題に関する啓発活動や公園内の生き物図鑑の作成に取り組んでいます。
―協力隊員になろうと志したきっかけは何ですか
就職を悩んでいた時にたまたま出会ったのが協力隊でした。当時の大学の先生の薦めで受けることを決意しましたが丁度スタディーツアーで台湾にいたので台湾からなんとか資料を作成し、提出したことを覚えています。2回目の挑戦で合格をいただいた先輩方も多いという話を聞いていたので半ばダメ元での挑戦でしたがなんとか合格を頂きビックリしたのを覚えています。
―協力隊員になり自分自身が想像していた隊員生活とのギャップはありますか
大学時代に一度マレーシアサバ州に訪れたことがありました。その時はサバ州のジャングルで数日過ごし、ガスも電気もwi-fiもないような生活をしていたので現在はどれも不自由なく使いながら過ごせているので逆ギャップがありました(笑)
―協力隊での活動のやりがいや苦労はありますか
大変だったこと:
最初のうちは、中々ごみ問題への意識が変わらず、「協力隊員の仕事でしょ」と地域の方々に協力を得られなかったことが一番大変でした。マレーシアと日本ではごみ問題に対する認識も異なり、マレーシアでは“ごみを拾う=お金がない人が行う恥ずかしいこと”という認識があり、中々最初のうちは手伝ってもらえませんでしたが、それでも1人では解決できない、協力しないと町全体が綺麗にならないと訴え続けた結果、今では以前よりも手伝ってくれる人が増えました。
やりがい:
協力隊の報告書を書いているときに1番やりがいを感じます。様々な出来事を振り返る中で、1年前は知らないといってやってくれなかったことでも、めげずにコミュニケーションを取り続けたことで一緒に活動してくれる人が増えました、また、環境教育やごみ拾いイベントなどを主催した際に参加者から「楽しかった!」と言ってもらえる瞬間にもやりがいを感じます。
―協力隊に応募しようか悩んでいる方々に一言お願いします!
迷ったらとりあえず受けてみよう!もし落ちてもめげずに再チャレンジしてみてください!
語り手:秋山 リカさん
聞き手:白浜 愛唯
※
JICA
海外協力隊
=JOCV
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