Laamu環礁、Addu環礁において海岸侵食の実態を現地調査(2023年7月16日)

2023.09.06

MECCT職員と海岸浸食状況を確認

MECCT職員と海岸浸食状況を確認

2023年7月11~15日、「気候変動に強靭で安全な島づくりプロジェクト」にてLaamu環礁とAddu環礁において海岸侵食の実態を調査しました。

今回の調査では、モルディブ国環境・気候変動・技術省(MECCT)の職員と、海岸工学の第一人者である一般財団法人土木研究センターの宇多高明博士とともに、事業の対象地域となっているLaamu環礁のFonadhoo島とMaamendhoo島、およびAddu環礁のMeedhoo島の海岸線を歩きつつ海岸線に沿って形成された浜崖*や植生の状況などから侵食の現状を確認しました。また、現地調査の結果と、波浪観測データ等とあわせて沿岸漂砂*などの砂の動態を把握し、海岸侵食の要因について検討しました。

7月12日には、これらの現地調査で得られた技術的な知見を踏まえて、Maamendhoo島の島協議会の方々と今後の事業の進め方について意見を交換しました。

*浜崖(はまがけ):砂丘や砂浜が波などで削られてできた崖
*漂砂(ひょうさ):波などの流れにより海浜で底質が移動する現象、あるいは移動する物質のこと。海岸線に対して平行方向に流れるものが沿岸漂砂、直角方向が岸沖漂砂。

Maamendhoo島協議会との意見交換

Maamendhoo島協議会との意見交換

MECCT職員との意見交換

MECCT職員との意見交換

Meedhoo島でみられる貴重種のシロアジサシ(White tern)

Meedhoo島でみられる貴重種のシロアジサシ(White tern)

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