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主要公的医療機関に新生児用人工呼吸器を4台追加供与

2023.09.28

無償資金協力「医療体制強化計画」(2022年11月に贈与契約(G/A)締結)による医療機材支援の第1弾として、新生児用人工呼吸器4台が2023年9月4日に納入されました。これは2022年2月に発生したロシアのウクライナ侵略後、多くのウクライナ避難民を受け入れ且つ無償で医療サービスを提供してきたモルドバ政府を支援するもので、2022年に緊急援助として供与した同人工呼吸器3台に続く支援です。

2023年9月25日、JICAウクライナ・フィールドオフィスのスタッフがモルドバの主要国立病院である母子医療保健センターおよび共和国病院を訪問し、供与機材の据付・設定状況の確認を行い、今回供与した人工呼吸器が両病院の集中治療室に設置され、問題なく稼働していることを確認しました。面談した医師や医療機材管理担当エンジニアから「JICAの数次に渡る支援のお蔭で、避難民流入後に計7台の新生児用人工呼吸器を供与いただいた。これまでこのような機材が無く新生児治療に苦慮していたが、一連の支援のお蔭で新生児治療のキャパシティが大幅に向上・改善された」と謝意が示されました。

今回訪問した2病院を含むキシナウ市内の主要5病院に対しては、上述の無償資金協力「医療体制強化計画(供与限度額10億円)」により、今後更なる医療機材が納入される予定です。

現在でもモルドバに滞在する約10万人のウクライナ避難民への無償医療サービスは継続されています。このようなモルドバ政府・医療機関の努力を支援するため、JICAは引き続き保健セクターの能力強化に貢献すべく活動を継続していきます。

供与機材と共和国病院の医療スタッフ

供与機材と共和国病院の医療スタッフ

供与機材と共和国病院の医療スタッフ

供与機材と共和国病院の医療スタッフ

供与機材と母子保健医療センターの医療スタッフ

供与機材と母子保健医療センターの医療スタッフ

供与機材と母子保健医療センターの医療スタッフ

供与機材と母子保健医療センターの医療スタッフ

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