緊急車両の供与式が行われました
2025.04.16
2025.04.16
2025年4月4日(金)、モルドバの首都キシナウにあるthe Great National Assembly Squareにおいて、マイア・サンドゥ大統領、ダニエラ・ニキチン内務大臣、山田洋一郎在モルドバ日本国特命全権大使、国際協力機構(JICA)および内務省市民保護・緊急事態サービス庁(GIES)の代表者などが出席のもと、水槽付きポンプ車、はしご車等の機材供与式が執り行われました。
これらの機材は、モルドバ内務省と日本政府の間で締結された約14百万米ドルの無償資金協力を通じて実現したものです。今回の供与式は、毎年4月5日に催されるモルドバの救急隊員の献身と勇気を称える「救助隊の日」の祝賀行事に合わせて実施されました。
式典では、マイア・サンドゥ大統領から、昨年約2万5000件の任務を成功に導いた消防隊員と救助隊員に対して、深い感謝が示されました。また、サンドゥ大統領は、モルドバの緊急対応能力強化における国際連帯の重要性を強調しつつ、「日本の皆様の寛大なご支援に、改めて心より感謝申し上げます。今回の無償資金協力は、モルドバ国民の安全確保を向上すると共に、緊急支援チームの任務遂行をより安全で効率的に行えるようにします」と、日本への感謝の意も表しました。
ダニエラ・ミサイル=ニキチン内務大臣は、日本の協力を称賛しつつ、新たな緊急車両はモルドバのレジリエンス強化に役立つと述べました。山田大使は、日本とモルドバのパートナーシップが強固で深化しつつあることを強調の上、今回の支援はモルドバの防災力強化と強靭な社会構築を支援する日本の継続的な取り組みのひとつだと述べました。
今回供与された19台の緊急車両は、総勢130万人ほどが生活する地域(キシナウ、バルツィ、カフール、ジュルジュレシティ、ウンゲニ、オルヘイ)の消防署で活用されます。本協力により、緊急事態時の対応時間が短縮化されることで、地域住民の人命救助に役立つことが期待されます。
マイア・サンドゥ大統領による祝賀スピーチ
消防車両が利用される消防署代表者に対する車両の鍵の贈呈
水槽付きポンプ車
はしご車
式典開催地the Great National Assembly Squareを上から見た景色
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