表現の自由と情報アクセスに関するセミナーを開催しました

2024.06.04

5月29日、JICAモンゴル事務所はモンゴルメディア評議会及びUNDPモンゴル事務所と協働し、モンゴル国内メディア等関係者を対象とした、表現の自由と情報アクセスに関するセミナーを開催しました。
日本側登壇者の佐藤俊行氏はNHKで40年間の勤務経験を有する専門家で、100年の歴史を持つNHKの関係者の方の発表にモンゴル側関係者は大変関心を示していました。
セミナーにおいて内閣官房直下人権確保国家委員会より、2003年以降実施中の人権確保国家プログラム、メディア政策のフレームワーク、アジア地域内で自主規制機関の良いモデルとして発展しているメディアカウンシルについて、またジャーナリストが直面する課題を紹介し、モンゴル国立大学のBat-Orshikh先生より、モンゴルのメディアを巡る法的環境の課題、具体例について発表しました。
元NHK佐藤俊行氏及びJICA橋本敬市専門員より、表現の自由と情報へのアクセスの問題は、民主国家を含む世界の各国で起こっていることについて、UNDPからはInformation Pollution等これまでモンゴルで行われてきたマスメディアに関する支援について説明がありました。午後のパネル・ディスカッションではモンゴルにおける表現の自由、情報アクセスの現状や、旧社会主義国における傾向、日本を始めとする諸外国の経験、法的環境、国民から信頼され、ガバナンスの健全性を高めるためにメディアは絶えず挑戦することの大事さについて熱く議論されました。

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パネル・ディスカッションの様子

セミナーには、約30社のメディア関係者の他に、UNDP、IDLO、日本大使館、汚職防止庁、裁判者評議会、検察庁、法律研究所、国立大学、モンゴル弁護士協会、法律家協会、通信庁等の代表者が参加しました。

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左から在モンゴル日本大使館菊間茂参事官、Matilda Dimovska-UNDP Resident Representative in Mongolia、Ms.Gunjidmaa Gongorモンゴルメディアカウンシル、JICAモンゴル事務所田中伸一所長

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