「日本、モンゴルの新たなビジネス連携創出へ」(第5回日本モンゴルビジネスコネクト)
2026.10.07
本イベントは、日本企業の海外展開を支援するとともに、日本とモンゴルの経済関係の強化につながる新たなビジネス機会の創出を目的として開催したものです。日本から30社を超える企業が参加し、日本企業との商談や連携を希望するモンゴル企業100社以上が来場するなど、会場は活発な交流の場となりました。
モンゴルは経済成長が続く有望な市場として注目される一方で、日本企業にとっては現地のビジネス環境や信頼できるパートナーに関する情報が限られているという課題があります。本イベント会場である日本センターは、モンゴル企業向けに日本式のビジネスや経営を学べる研修を提供しており、日本型経営や日本のビジネス文化に理解を持つ企業と多くのネットワークを持っています。こうしたモンゴル企業は日本企業にとって信頼できるビジネスパートナーになる可能性を秘めています。JICAは日本センターと連携し、日本企業とモンゴル企業をつなぎ、モンゴル企業の成長や雇用創出、両国の持続的な経済発展につなげる取り組みに力を入れています。
ビジネスコネクトの午前のセミナーでは、日本から参加した企業に向けて、モンゴルのビジネス環境や市場動向、法制度、投資環境など、事業展開に役立つ実務的な情報を提供しました。参加者にとっては、モンゴル市場への理解を深め、現地でのビジネスの可能性について具体的に検討する機会となりました。
午後のビジネスマッチングには、日本企業23社が参加し、各社が平均3社程度のモンゴル企業と面談を行いました。建設業、製造業、農業・食品関連、医療・教育分野など幅広い業種の企業が参加し、全体で60件を超える商談が実施されました。参加企業は、それぞれの事業内容や課題、協力の可能性について活発に意見交換を行い、新たな取引や事業連携に向けた具体的な協議を進めました。
日本企業からは、「モンゴル市場への理解が深まった」「現地企業と直接対話することで具体的なビジネスの可能性を感じることができた」「今後さらに協議を進めたい」といった前向きな声が聞かれました。
また、今回のビジネスコネクトには、JICAが12年にわたり実施してきたモンゴル工学系高等教育支援事業(M-JEED)の関係者も参加しました。M-JEEDでは、日本とモンゴルの大学・研究機関の連携を通じて、高度工学人材の育成や研究成果の創出に取り組んできました。本イベントにM-JEEDの関係者も参加することにより、これまで積み重ねてきた人材育成や共同研究支援の成果を、新たな協業や事業創出につなげる機会にもなりました。日本のビジネス文化への理解を備えた人材や、大学・研究機関とのネットワークは、日本企業のモンゴルでの産学連携を支える基盤になることが期待されています。
第5回 日本・モンゴルビジネスコネクトは、両国企業の出会いの場となるだけでなく、その後の商談や事業連携につながる機会となりました。JICAと日本センターは、商談後の情報提供や企業紹介など必要なフォローアップを行い、今回生まれたつながりが具体的なビジネス連携や取引につながるよう支援するとともに、引き続き、長年にわたり構築してきたモンゴル企業ネットワークを活用し、日本企業がモンゴルでのビジネス展開を検討できる環境づくりをサポートしていきます。そして、日本とモンゴルの企業間連携を促進し、日本企業の海外展開と両国の経済関係のさらなる発展に貢献していきます。