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パラオ野球 パシフィックミニゲームで初の金メダルを獲得

#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2025.07.07

7月7日、第12回パシフィックミニゲームの野球競技の決勝が行われ、JICA海外協力隊員の新井良明隊員がコーチを務めるパラオ代表チームが見事金メダルに輝きました。
前回の大会で優勝した北マリアナ諸島に予選ラウンド最終戦で勝利し、決勝戦では前回大会2位のグアムを8対1で下しての優勝でした。

日本からパラオに野球が持ち込まれたのは、今から100年前のことでした。野球は現地語でも「IAKIU」と呼ばれ、現在でもパラオ国内で一番人気のスポーツです。
日本からパラオへの野球伝来100周年のこの年に、パラオが初めての金メダルを獲得し、厳しい練習を共に乗り越えてきたJICA海外協力隊員と喜びを分かち合う姿は、あらためて両国の歴史的な縁と友情を示す象徴的な姿であったと言えます。

パラオへは、新井隊員を含めてこれまで3名の隊員が派遣されています。パラオへのJICA海外協力隊派遣は1997年に開始されましたが、初代隊員として派遣された4名の内の1名も野球隊員でした。初代野球隊員である佐藤忠行さんはコーチとしてパラオ野球チームを指導し、1998年のマイクロネシアゲームで優勝、同年のパシフィックゲームでは3位という輝かしい成績に貢献しました。2人目の野球隊員となる大庭良介さんは2015年に派遣され、野球指導者の育成や少年野球教室の開催などに取り組みました。新井隊員は間もなく任期を終えて帰国の途に就きますが、後任となる隊員の派遣も予定されており、パラオにおけるJICA海外協力隊を通じた野球への貢献は今後も続きます。

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