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JICAチェア ~日本の近代化や開発協力の経験を学ぶ~

2025.05.23

JICAチェア ~日本の近代化や開発協力の経験を学ぶ~

JICA チェア(JICA Chair)とは?
JICAは、日本の複数の大学と協力・連携し、2018年に開発途上国の未来と発展を支えるリーダーとなる人材を育成すべく、「JICA開発学プログラム(JICA-DSP)」を開始しました。
本プログラムでは、日本の大学院で各専門分野を学ぶ機会に加え、日本の歴史的・文化的背景を踏まえた開発協力や近代化の経験を学びます。
こうした日本研究の機会をパートナー国にも広げるため、JICAは、パートナー国の主要大学と連携して「JICAチェア プログラム)」を開始しました。

パラグアイで実施されたJICAチェア プログラム
パラグアイでは、2021年にアスンシオン国立大学(UNA)との共同プログラムとして開始しました。JICAパラグアイ事務所は、同国におけるプログラム実施にあたり、「日本の近代化に係わる講義」と、日本政府(JICAおよび文部科学省)の元研修生の経験を有する人材を活用しています。
第一回目は、コロナ禍(当時)における衛生制限により、バーチャル方式で40時間の研修コース「経済成長と日本型経営」が実施されました。コースは政策研究大学院大学(GRIPS)の元文部科学省の研修生であるマルセロ・エチャグェ氏が主導し、日本側から日本国際大学学長の板見浩幸教授がオンラインで参加されました。
2022年には、JICAのKCCP元研修員であるパブロ・キェルネジニ氏が主導する40時間の研修コース「日本の近代化における教育開発:パラグアイと日本の比較分析」が実施されました。この機会には、萱島信子博士( 緒方貞子平和開発研究所シニア・リサーチ・アドバイザー)が出席され、「パラグアイの教育の質と日本の経験」について、パラグイ文部科学省(MEC)およびUNAの専門家が参加する討論会に参加されました。
2023年以降は、イタプア国立大学もこのプログラムに加わり、両大学が認定する研修コース等を実施しており、これらの活動は高く評価されています。

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