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パプアニューギニア独立50周年における教育ビジョン発表 ― JICA所長が開発パートナーを代表して祝辞

#4 質の高い教育をみんなに
SDGs

2025.11.10

2025年9月16日、パプアニューギニアは独立50周年の歴史的節目を迎えました。PNG教育省は9月11・12日に首都ポートモレスビーのButuka Academyにて「教育セクター開発計画(ESDP 2023-2027)」と「パプアニューギニア教育変革ビジョン(PNGETV 2075)」の発表式典を行い、また独立50周年を記念して国の未来を担う教育の方向性を示しました。

本式典では、教育大臣、高等教育・調査・科学・技術大臣、教育次官をはじめとする政府関係者が出席し、教育改革への決意を新たにしました。JICAパプアニューギニア事務所の松岡所長は、開発パートナーを代表して祝辞を述べ、教育を通じて国づくりを進めるPNG政府と人々への敬意を表しました。スピーチでは、1年の幼児教育、6年の初等教育、6年の中等教育から成る「1-6-6学校再編改革」や標準型カリキュラム(SBC)の推進、人材育成の重要性が強調されました。また、米国、中国、インド、フィジーに派遣する国費留学事業や、2025年3月に成功裏に開催された「太平洋教育大臣会議」など、教育分野での具体的成果も紹介されました。

松岡所長は、「教育は未来への投資であり、誰一人取り残さない質の高い教育の実現に向けて、PNG政府や各国パートナーと協力を続けていきたい」と強調しました。JICAは今後も、教育制度改革、人材育成、カリキュラム改善などを通じ、PNGの持続的発展と豊かな未来に貢献していきます。

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