PNGの未来を担う19名、日本へ JICA研修員同窓会 年次総会・壮行会を開催
2026.09.11
2026.09.11
JICAパプアニューギニア(PNG)事務所は9月4日、「2026年JICA奨学生壮行会および年次総会」を開催しました。今年度、日本で学ぶ19名の長期研修員を送り出すとともに、JICA研修員同窓生や政府関係者が集い、人材育成を通じた日本とPNGの協力の歩みを振り返りました。
JICAはこれまで、SDGsグローバルリーダー事業やKIZUNAプログラム、JDSなどを通じて、5,000人以上のPNG人材の育成を支援してきました。2026年だけでも70名以上の行政官や専門人材が日本で長期/短期の研修を受けており、今回渡日する19名の奨学生も、将来のPNGの発展を担う人材として期待されています。
壮行会であいさつした白水健一JICA PNG事務所長は、これから日本で学ぶ奨学生たちを激励するとともに、「人こそが発展の原動力であることを、私たちは決して忘れてはなりません」と述べ、人材育成の重要性を強調しました。
また、在パプアニューギニア日本国大使館を代表して挨拶した玉光次席は、50年以上にわたる日本とPNGの友好関係を振り返りながら、研修員たちを「両国をつなぐ架け橋」と表現しました。そして、学業だけでなく、日本で出会う人々との交流を通じて視野を広げ、将来の日PNG関係の発展に貢献してほしいと期待を寄せました。
当日は、日本での留学経験を持つ同窓生による体験発表も行われました。秋田大学で地質学の博士号を取得したモイラ・ルンゲ博士や、東洋大学で学んだウォルター・アウクレヤ博士は、日本で得た専門知識や人的ネットワークが現在の業務やキャリアに大きく生かされていることを紹介しました。また、2026年度奨学生を代表し、立命館アジア太平洋大学への留学を予定しているヘニ・ヘナオ氏が決意表明を行い、日本での学びを将来のPNGの発展に役立てたいと抱負を語りました。
JICAが長年取り組んできた人材育成は、知識や技術の習得だけでなく、日本とPNGを結ぶ人的ネットワークの構築にもつながっています。今回送り出された19名の奨学生たちが、日本での経験を持ち帰り、PNGの発展と両国の友好関係のさらなる深化に貢献することが期待されます。