- 種別:
- 技術協力プロジェクト(科学技術/SATREPS)
- 活動地域:
- クワズールナタール州エテクイニ市
- 実施期間:
- 2016年3月~2022年3月
- 南ア側研究機関:
- ダーバン工科大学、エテクイニ自治政府、農業研究機構(ARC)、技術革新機構(TIA)
- 日本側研究機関:
- 名古屋大学、東京農工大学、愛知淑徳大学
- 概要:
- 南アフリカ共和国は1994年の民主化以降、急激な電化率の向上、2000年以降の高い経済成長率の達成により電力需給が逼迫しており、2014年以降、計画停電が導入されています。こうした状況において、エネルギー効率の改善及び再生可能エネルギーの活用は喫緊の課題となっており、特に再生可能エネルギーの分野では、バイオマス、太陽エネルギー、風力、水力等を活用した発電プロジェクトが実施されています。
南アフリカは世界有数の生物多様性資源を保有していることから、バイオテクノロジーの研究と同産業の発展にも力を入れており、バイオ燃料の開発はその中心分野の1つとなっています。本事業は、クロレラ等の微細藻類から抽出されるバイオ燃料(油脂)の効率的な生産と、副産物として発生する藻類残渣の有効活用策としての肥料マットの生産、またそれらの実証・改良試験を行い、将来的には商業ベースでの利用を目指すものです。
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