スリランカで2番目の規模を誇る給水事業が始動 アヌラダプラ県北部上水道整備事業(フェーズ2)の起工式を実施
2026.08.10
2026.08.10
2026年7月10日、国際協力機構(JICA)が支援する「アヌラダプラ県北部上水道整備事業(フェーズ2)」の起工式がケビティゴレワにおいて開催され、アヌラ・クマラ・ディサナヤケ大統領をはじめとする関係者が出席しました。本事業は、住宅・建設・給水省および国家上下水道公社(NWSDB)との連携で実施されるもので、現在スリランカで進められている給水事業の中で2番目の規模を有する事業です。
式典では、日本政府を代表して鴨志田直明駐スリランカ日本国大使館臨時代理大使、JICAスリランカ事務所の黒沼健二所長を含む来賓が出席し、記念碑の除幕および礎石の設置が行われました。
本事業の完成により、アヌラダプラ県のパダビヤ、ホロウポタナ、カハタガスディギリヤ、ケビティゴレワ、メダワチヤおよびランベワの各地区において、安全な飲料水へのアクセスが拡大します。これらの地域では、これまで慢性腎臓病(CKD)やフッ素症との関連が懸念される地下水への依存が続いており、安全な水供給の確保が重要な課題となっていました。
本事業では、日量34,800立方メートルの処理能力を有する浄水施設を整備するとともに、送水・配水ネットワークの構築を行う予定です。フェーズ1地域を含めると合計164のグラマ・ニラダリ区(スリランカにおける行政最小区画)において約75,000世帯が裨益することが見込まれています。
JICAは、本事業を通じて日本とスリランカの長年にわたるパートナーシップをさらに強化するとともに、同国の復興、持続可能な開発及び国民生活の向上に向けた支援を引き続き推進していきます。また、アヌラダプラ県の人々がより健康で安心して暮らせる社会の実現に向け、本事業の円滑な実施を早期完成を目指して取り組んでいきます。
写真1:記念碑の除幕式
写真2:事業開始を記念する記念碑
写真3:礎石設置の様子
写真4:JICAスリランカ事務所 黒沼所長による挨拶
写真5:アヌラダプラ県北部上水道整備事業(フェーズ1)の裨益者