<ウガンダ>草の根技術協力事業 マダニ・マダニ媒介感染症制御に関する獣医の為のワークショップが行われました!

2024.02.13

ウガンダの「牛回廊 1 」に位置する西部チボガ県では、畜産業が盛んな一方で、牛たちの感染症疾患が重要な課題となっています。中でもマダニが媒介する疾病が増加し続けており、ウガンダの獣医師たちは効果的な制御策を模索しています。

JICA草の根技術協力事業「マダニ及びマダニ媒介感染症制御による畜産農家支援プロジェクト(STOP- farmers Support for controlling Ticks and tick-bOrne diseases Project)」では、実施機関である帯広畜産大学とマケレレ大学獣医学部が協力し、チボガ県の獣医師に対して、マダニおよびマダニ媒介性疾患の防除に関するワークショップを継続的に開催しています。獣医師の能力開発支援を通じ、感染症の抑制と生産性向上に寄与することが狙いです。

2024年1月に実施したワークショップでは、直近チボガ県で流行・深刻化している東部海岸熱(East Coast Fever, ECF)疾患へのリスクに焦点を当て、媒介生物制御、化学療法、ワクチン接種等の主要な予防手段が紹介されました。

本プロジェクトに従事する獣医師によれば、ウガンダにおけるマダニ感染症をコントロールしていくには、「民間企業による安価且つ効果的な殺ダニ剤の開発だけでなく、政府による研究・技術開発支援も必要」であり、ウガンダにおける官民双方による取り組みが今後期待されます。


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