所長あいさつ

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近年、フィリピンは安定的なマクロ経済政策のもと、堅調な発展を遂げており、まもなく高中所得国入りすることが見込まれています。貧困水準を下回る人口の割合は順調に減少しており、課題であったインフラも近年投資額が増大し、若く優秀な人材が豊富なこととあいまって、今後、フィリピンは一層の飛躍を遂げることが期待されます。

フィリピン政府は、2016年10月に「AmBisyon Natin 2040」を発表、2040年までに貧困人口をなくし、安定(Matatag)、快適(Maginhawa)、安心(Panatag)をキーワードとして、互いが信頼し、良質なインフラや住宅、雇用に支えられた、健康で安心に暮らせる社会づくりを目指しています。

JICAは、こうしたフィリピンの取り組みを支えるべく、都市鉄道や道路・上下水道に代表される社会経済インフラの整備、持続可能な都市計画、産業振興による雇用の創出、自然災害への脆弱性の克服、海上法執行能力強化やミンダナオの平和と開発への協力を実施していきます。

こうした協力においては、日本の民間企業や大学、NGOなどの協力を得ながら、日本とフィリピンのそれぞれの知識と経験を組み合わせ、よりよい成果を生み出せるように努めていきます。

なお、世界は今、新型コロナウイルスの流行により、保健衛生面のみならず経済面でも大きな影響を受けています。この影響を乗り越えるため、JICAはフィリピンの関係機関とともに最大限協力していく所存です。

皆様のこれまでのJICAに対する信頼と支援に感謝しつつ、これからもお力添えをいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

JICAフィリピン事務所長
小豆澤 英豪