第55回国際協力機構債券の販売方針について

2020年8月24日

独立行政法人国際協力機構(JICA)は、2020年9月に発行を予定している第55回国際協力機構債券(国内財投機関債)において、従来の販売先である機関投資家のみならず、個人投資家の皆様にもご購入いただきやすくするため、券面を従来の1,000万円から10万円に引き下げることを計画しています。

利率等の詳細は2020年9月に決定される予定となっておりますので、本サイト上にて改めてお知らせします。

第55回国際協力機構債券発行概要
債券名称:第55回国際協力機構債券
発行額:未定
期間:10年
条件決定日:2020年9月
利率:未定
申込単位:10万円(予定)
発行価格:額面100円につき金100円
担保:一般担保
主幹事証券会社:大和証券株式会社(事務主幹事)、野村證券株式会社(※)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、株式会社SBI証券
(※)野村證券株式会社は個人投資家には基本的に販売活動を行わない方針

JICAは2008年以降、有償資金協力事業に充当するための債券を発行してきました。調達された資金は、開発途上国が持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むための融資等に充てられます。また本債券の発行は、日本政府の「SDGs実施指針改定版」において持続可能な開発目標(SDGs)達成に必要な資金を確保するためのファイナンスとして位置付けられており(注1)、国内の民間資金を開発途上国のために動員する媒介となることが期待されています。


(注1)内閣に設置された持続可能な開発目標(SDGs)推進本部(本部長:内閣総理大臣)が決定した「SDGs実施指針改定版(2019年12月20日、一部改訂)」においては「環境・社会・ガバナンスの要素を考慮するESG 金融やインパクトファイナンス、ソーシャルファイナンス、SDGs ファイナンス等と呼ばれる経済的リターンのみならず社会貢献債としてのJICA 債の発行など社会的リターンを考慮するファイナンスの拡大の加速化が、SDGs 達成に向けた民間資金動員の上で重要である。」とされており、日本政府は、このための実施体制を強化するとしている。


本件に関するご照会は以下までお願いいたします。
財務部 市場資金課
(TEL: 03-5226-9279)

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