国際大学とJICA青年海外協力隊事務局が覚書を締結−SDGs達成のための課題解決を牽引するリーダー育成に向けて−

2020年10月1日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)と国際大学(IUJ)は、9月30日、SDGsの達成等に向けて、世界が抱える開発課題の解決を牽引する将来のリーダー、すなわち国際人材の育成を目的に、覚書を締結しました。署名式はJICA青年海外協力隊事務局小林広幸局長とIUJ伊丹敬之学長との間で、オンラインにて実施されました。

JICAとIUJは2015年に、国際貢献、学術研究及び教育の発展に寄与することを目的に覚書を締結しました。現在181人のJICA研修員が、IUJの学位課程で専門知識を付与する研修員受入プログラムに在籍しています。今回の覚書により、両者で協力して、JICA海外協力隊員を対象に、IUJの修士号プログラムを通じた国際人材の育成を実施します。

IUJは文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業のグローバル牽引型大学に指定され、JICA研修員をはじめとした世界各国(主にアジア・アフリカ)の政府職員等が留学生として在籍しています(全学生の9割が外国人留学生)。また、欧米とは異なる日本の近代の開発経験等を学ぶ機会を提供する「JICA開発大学院連携」のパートナー大学として、将来国際場裡で活躍する学生が国の発展と企業成長について学べる授業科目を開設しています。

JICA海外協力隊の開発途上国における活動経験と、国際大学の教育プログラムを組み合わせ、協力隊員が、JICA研修員をはじめとした各国の外国人留学生とともに将来のリーダーを目指す本取り組みに、大きな期待が寄せられます。