モーリシャスへJICA調査団派遣:船舶座礁・油流出事故後の、沿岸域生態系の保全・回復に向けた支援策を検討

2020年10月23日

国際協力機構(JICA)は、10月24日より、モーリシャス共和国に向けて、現地調査団を派遣します。

今年7月に発生したモーリシャス沿岸における船舶座礁・油流出事故を受け、JICAは、3次にわたる国際緊急援助隊を派遣し、油防除への助言、緊急的な環境影響評価などに取り組みました。今回の調査はこれに引き続くものとして、より包括的で詳細な沿岸域生態系への環境影響の把握に加えて、事故による、水産業や観光業をはじめとした現地地域住民の社会・経済面への影響を把握することで、今後の具体的な支援策や、中・長期の協力の方向性を検討します。

JICAは、事故による社会・経済面での負の影響緩和の観点から、また世界の中でも類まれな多様なサンゴと海洋生物が生息し、ラムサール湿地として登録されている沿岸域生態系を保全する観点から、モーリシャスの取り組みを支援していきます。