第57回国際協力機構債券(国内財投機関債)「JICA新型コロナ対応ソーシャルボンド」の販売方針について

2020年12月3日

独立行政法人国際協力機構(JICA)は、2020年12月に発行を予定する第57回国際協力機構債券(国内財投機関債)「JICA新型コロナ対応ソーシャルボンド」について、従来の販売先である機関投資家のみならず、個人投資家の皆様にもご購入いただきやすくするため、券面を従来の1,000万円から1万円に引き下げることを計画しています。
利率等の詳細は、決定後に本HPにてお知らせします。

第57回国際協力機構債券発行概要

債券名称:第57回国際協力機構債券(JICA新型コロナ対応ソーシャルボンド)
発行額:未定
期間:10年
利率:未定
申込単位:1万円(予定)
販売価格:額面100円につき金100円
受付期間:2020年12月10日から2020年12月23日まで
担保:一般担保
主幹事証券会社:SMBC日興証券株式会社、みずほ証券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、株式会社SBI証券
※主幹事証券会社によって販売対応が異なる場合がございますので、詳細は各主幹事証券会社にお問い合わせください。


JICAは2008年以降、国際協力機構債券を発行しています。債券発行により調達した資金は、開発途上国が持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むための有償資金協力業務(融資等)に充てられます。また、国際協力機構債券は、日本政府の「SDGs実施指針改定版」においてSDGs達成に必要な資金を確保するためのファイナンスとして位置付けられており(注)、国内の民間資金を開発途上国のために動員する媒介となることが期待されています。

2020年12月に発行予定の第57回国際協力機構債券は、「JICA新型コロナ対応ソーシャルボンド」として発行します。調達予定の資金は、有償資金協力業務のうち、①開発途上国における新型コロナウイルスを含む感染症対策支援(保健医療システム、水・公衆衛生の改善)および②新型コロナウイルス感染拡大により影響を受けた開発途上国の中小企業等向けの金融支援、に該当する事業に充当する予定です。

(注)内閣に設置された持続可能な開発目標(SDGs)推進本部(本部長:内閣総理大臣)が決定した「SDGs実施指針改定版(2019年12月20日、一部改訂)」においては「環境・社会・ガバナンスの要素を考慮するESG 金融やインパクトファイナンス、ソーシャルファイナンス、SDGs ファイナンス等と呼ばれる経済的リターンのみならず社会貢献債としてのJICA 債の発行など社会的リターンを考慮するファイナンスの拡大の加速化が、SDGs 達成に向けた民間資金動員の上で重要である。」とされており、日本政府は、このための実施体制を強化するとしています。

本件に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。

財務部 市場資金課
(TEL: 03-5226-9279)

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