ガーナ向け無償資金贈与契約の締結:交差点の立体化を通じ道路交通・長距離物流の円滑化に貢献

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2021年10月14日

署名式の様子

10月14日に掲載した本ニュースリリースについて、以下の通り無償資金協力の贈与契約の限度額に誤りがありましたので、訂正の上、お詫びいたします。
【誤】37億6,500万円
【正】36億5,600万円

国際協力機構(JICA)は、10月13日、アクラにて、ガーナ共和国政府との間で、「第二次テマ交差点改良計画」を対象として36億5,600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の重点回廊である「ラゴス‐アビジャン回廊」及び内陸国のブルキナファソの国境へ繋がる「東部回廊」の二つの国際幹線と首都アクラに接続する国内道路を繋ぐ5差路であるテマ交差点を立体化するものです。本案件により、慢性的な渋滞、都市圏道路交通及び長距離物流のボトルネック解消が期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール9に貢献します。

JICAは、先行案件である無償資金協力「ガーナ国際回廊改善計画」にて、テマ交差点における東西のアンダーパスを2020年に完成しています。本案件を通じて南北方向のフライオーバーを建設することにより立体交差が完成し、渋滞の解消とともに同国及び西アフリカにおける交通・物流の円滑化を支援します。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ガーナ共和国
案件名 第二次テマ交差点改良計画(The Project for Improvement of the Tema Motorway Roundabout(Phase 2))
実施予定期間 37ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 ガーナ道路公団
対象地域・施設 テマ市、グレーターアクラ州
具体的事業内容(予定) 1.施設整備/機材調達
テマ交差点での高架道路建設(3径間連続鋼鈑桁橋、2車線×2、橋長約142m)

2.コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理