ペルー向けドル建て借款貸付契約の調印:オープン・ダンピング・サイトの閉鎖や廃棄物管理能力の向上を通じて、ペルーの環境改善に貢献

【SDGsロゴ】1住み続けられるまちづくりを

【SDGsロゴ】1つくる責任 つかう責任

【SDGsロゴ】1気候変動に具体的な対策を

2022年6月28日

国際協力機構(JICA)は、6月27日、リマにて、ペルー共和国政府との間で、「固形廃棄物処理事業(フェーズ2)」を対象として4,500万米ドルを限度とするドル建て借款契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本事業は、「固形廃棄物処理事業」(2012年より実施中)を通じて衛生埋立処分場が建設されたペルーの18地方都市において、これまで使用されていたオープン・ダンピング・サイトを閉鎖することにより、統合的な廃棄物の処理・管理能力の向上を図り、ペルーの環境改善に寄与するものであり、SDGs(持続可能な開発目標)のゴール11(住み続けられるまちづくりを)、12(つくる責任 つかう責任)、13(気候変動に具体的な対策を)に貢献します。

事業の詳細は以下のとおりです。

1.借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万
米ドル)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
固形廃棄物処理事業(フェーズ2)(Solid Waste Management Project, Phase 2) 45 米ドル LIBOR+110bp 米ドル LIBOR+110bp 25 7 一般アンタイド

2.事業実施機関
ペルー環境省(Ministry of Environment)
住所: Av. Antonio Miroquesada (ex Juan de Aliaga) 425 - 4º piso, urbanización San Felipe - Magdalena del Mar, Lima, PERU
TEL:+51-1611-6000

3.今後の事業実施スケジュール(予定)
(1)事業の完成予定時期:2026年10月(18地方都市全てのオープン・ダンピング・サイトの閉鎖工事が終了した時点をもって事業完成)
(2)コンサルティング・サービスに係る招請状送付予定時期:2022年8月以降順次
(3)本体工事に係る国内競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:
調達パッケージ名:オープン・ダンピング・サイト閉鎖(Closure of existing open dumping sites)
予定時期:2023年9月