ウズベキスタン向けドル建て借款貸付契約の調印:園芸作物バリューチェーン強化により輸出力強化や雇用創出に貢献

【SDGsロゴ】働きがいも経済成長も

2022年8月30日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、8月29日、タシケントにて、ウズベキスタン共和国政府との間で、「園芸作物バリューチェーン強化事業(フェーズ2)」を対象として2億ドルを限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本事業は、ウズベキスタン国内の金融機関を通じ、園芸作物の生産・加工に従事する農家や農業関連企業へのツーステップローンを供与します。併せてこれら金融機関の能力向上支援、エンドユーザーへの営農支援等を通じて、金融アクセスの改善及び園芸作物バリューチェーンの強化を図ります。これらの支援を通じて所得向上や雇用創出、輸出力強化による農業セクターの発展に資するものであり、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール8(働きがいも経済成長も)に貢献します。

事業の詳細は以下のとおりです。

案件名 借款金額
(百万
米ドル)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
園芸作物バリューチェーン強化事業(フェーズ2)(Horticulture Value Chain Promotion Project (Phase 2)) 200 米ドル Term SOFR +125bp 米ドル Term SOFR +125bp 15 5 一般アンタイド

2.事業実施機関
農業省 食糧・農業戦略開発研究国際センター(International Center for Food and Agriculture Strategic Development and Research under the Ministry of Agriculture of the Republic of Uzbekistan)
住所:  1A, block"A", Labzak Street, Tashkent, 100128, Uzbekistan
TEL:+998-71-241-51-44、+998-71-241-00-91  FAX:+998-71-241-52-04

3.今後の事業実施スケジュール(予定)
(1)事業の完成予定時期:2028年7月(ツーステップローンの貸付完了時をもって事業完成)
(2)コンサルティング・サービス(施工監理等)に係る招請状送付予定時期:2024年第3四半期を予定
(3)本事業では、本体工事に係る入札はありませんが、ウズベキスタン国内の金融機関により供与されるサブローン対象事業において逐次事業実施のための調達が行われる見込みです。

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