ザンビア向け無償資金贈与契約の締結:稲種子生産施設の整備を通じて、コメの生産量増大に貢献

【SDGsロゴ】飢餓をゼロに

2022年12月13日

国際協力機構(JICA)は、12月8日、ルサカにて、ザンビア共和国政府との間で、「稲種子生産ほ場及び研修施設整備計画」を対象として15億9,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、ザンビア農業研究機構マウント・マクル研究所およびマンサ研究所において、稲作技術普及のための施設および機材、並びに原種種子・認証種子生産のためのほ場や灌漑設備の整備を通じて、稲作技術の普及体制と認証種子の生産能力の強化を目指すものです。本案件により、ザンビアのコメの生産量の増大が期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール2(飢餓をゼロに)に貢献します。

案件の詳細は以下のとおりです。

【案件基礎情報】
国名 ザンビア共和国
案件名 稲種子生産ほ場及び研修施設整備計画(The Project for the Development of Rice Seeds Production Field and Training Facilities)
実施予定期間 26ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 農業省、ザンビア農業研究機構
対象地域・施設 ルサカ州及びルアプラ州
具体的事業内容(予定) ①施設建設、機材調達
【施設】稲研修施設、ほ場研修倉庫、種子生産ほ場、ため池改修、稲処理施設、農業機械車庫、ドライヤード、電気機械室
【機材】トラクター、畦塗機、トレーラー、田植機、コンバインハーベスター、ミニ精米プラント、種子乾燥ユニット、マイクロバス、試験用精米機(研削式)等

②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工・調達監理等

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